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バンド「COMezik」 [★音楽]

●某所にて、たまたま女性3人組バンドを知りまして。「COMezik(カムジック)」といいます。

最近の音楽シーンって興味なくて、全然聴いていない。だから彼女たちがどの辺りに位置しているのか全然わからないんだけど……。

「ジャンルが好み」だとか、そういうシロウトのせせこましい固定観念を超越して「音楽作品&演奏そのもので勝負しているバンド」の音が魅力的で。彼女たちは「自分たちの世界」をしっかり創作して、完成させています。こういうバンドの音楽が、もっと聴きたい♪ 


空箱の中から

空箱の中から

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: COMezik
  • 発売日: 2013/04/27
  • メディア: CD

3人しかいないのに、なんだろう、この音の濃さ! 3人とも演奏技術は高いし……技術高いだけだったらつまらないけど、それだけじゃなくて全員に魂が入っていて、ぱわふる。ネット上の動画でもエネルギーもらえます。 → 

既にアメリカでツアーして来たんだって! 日本語詞のインパクト、海外ではどんな評価だったんだろう、気になる。



●……こう言ってはなんだけど、COMezikを見ていて平成のビートルズと呼ばれていた「たま」を思い出した。COMezikは「パンク×ラウド」だそうで、「たま」とは音楽性はまったく違う。もちろん、編成も形態も性別も時代も、作品のテーマも。

なのに「たま」を連想したわけは……どちらも「独創的な個性を放っている」から。他の人では代わりのきかない、強烈な「その人たちならではの色」を。

だから、面白い。
クセは強い。けどその分、聴いた音や言葉が耳から離れなかったりする。強い、強いインパクト。

こういう音楽が、もっと大々的に表に出てきて「大勢が踊る学芸会みたい」な団体パフォーマンスのブームが廃ってくれたらなぁ……このブームも長々続いているから、そろそろ終わってもいい頃なんだけどなぁ……(ボソッ)

もっとも、こうした個性派バンドの「あるある」だけど、うっかりメジャーシーンにめっかっちゃうと「売りたい人」に個性を均されかねない。不特定多数にウケそうな「売れると考えられているスタイル」に、ね。

そんな平準化をしちゃったら、たいていの場合、魅力が薄まっちゃうのよね……(´・ω・`)。個人的感想だけど、あの個性の強い……その個性を壊すまいとギリギリまで闘ったはずの「たま」でさえ、一番面白かったアルバムはメジャーで爆発的に売れる直前のインディーズアルバム「しおしお」の気がするんだよね……。勢いとか音の(良い意味での)しょぼさとか。

しおしお

しおしお

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー:
  • メディア: LP Record
※ふえっ、持っているけど10,800円もするのか……!


COMezikには、個性を殺すことなく、売るために平準化されてしまうでもなく、いいバランスでこれからも大活躍して音楽シーンを面白くしていってほしいなぁ……と思った次第♪


【追記】いま公式サイトの動画「説明しよう!COMezikとは。」を見ていて、「生命」について字幕で言及があって、脳天貫かれたw なぜなら、動画を見て何に感動したかって、彼女らの「生命」力だったんだわ~って気づかされて。いのちのエネルギー。そんなものを全身全霊で表現しているように感じます。んで、そこを表現できるセンスの鋭さ、凡人じゃないですね! ←まんまと「ミャンマーの言葉か……」って騙された人w

なお、パッと見、ボーカル&ベースのリンさんに気を取られがちだけど、緑ギターのmariyaさんの荒々しいハジケ様と、ドラムのさとみさんの乙女風ルックスとはギャップのある髪振り乱したドラミング……その3人の「呼吸」の絶妙な揃い方が、ワタクシの好物だったかも(≧▽≦)。ブレイク箇所とかズバッと決まっていて、やたらカッコイイんだわ~♪





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