SSブログ

久々のユニコーンインタビュー♪ [ ・ユニコーン関連]

●ユニコーン、祝30周年! これまでの全アルバムをメンバーABEDONがリマスタリングした、『UC30 若返る勤労』発売! あっ、「かきまZ」も「はいYES!」も、幻の「ギンギラギンのスニーカー」まで入っている! でも37,800 円(Amazon、2017年11月30日現在)……orz


UC30 若返る勤労(完全生産限定盤)

UC30 若返る勤労(完全生産限定盤)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: KRE
  • 発売日: 2017/12/06
  • メディア: CD

これを記念して、サイト「音楽ナタリー」で超ロングインタビュー!

 → http://natalie.mu/music/pp/unicorn

これがなぜか、一人ひとり別々のインタビューで。だから、普段(?)より掘り下げた「ユニコーン観」が語られているような? 深いです。年齢もあって、チラッとシリアスな言葉も飛び出しています。でも彼らは楽しくやっています♪ そんなインタビュー。

質問は、大きく分けて「解散について」「再結成について」「リマスターアルバム(=過去すべてのアルバム)について」「年末のライブのプランは?」みたいなこと。……だと思うのだけど、5人5様で答える観点がまったく違っていて興味深し!

詳しくはリンク先を見ていただくとして。

個人的に、当ブログに「ユニコーン 解散理由」を検索して来られる方が多いこともあり、その辺を「超・要約」してみることにしました……☆



※カッコ内の言葉は、こちらが勝手に補足。できるだけご本人の言葉を生かしてみたけど、ものすごくかいつまんだので、本意とずれている可能性もあります。あらかじめご了承くださいまし。 (敬称略)


<解散について>

川西
・解散前の6年間が濃かった
・充実感を感じる暇がなかった
・忙しすぎてよくわからなかった? 
・解散(脱退)しても、迷いはなかった
・解散は必然だった

テッシー
・解散時は「勘違いした若者」だった。
・解散した後でマネジメントなどの大事さに気づいた
作品の良さだけではダメだと考えさせられた30代だった。

民生
・解散は事件。川西さんが先に辞めたのも事件、それが結果的に解散理由の一つかも
・解散してからうろたえた
・解散前は濃かったしんどかった。今はみんな、そうならないようにやっているはず。

EBI
・解散前、後半は疲れていた。楽しかったけど忙しくて「もう、いいかな」って。
・あのメンバーであのまま続けるのは無理だった。
・川西さんが抜けたのも大きかった(事務所には最初に自分が辞めると思われていたらしい)。

ABEDON
・まともに(世間のやり方に従って)進んでいくと(ぶつかり合って)解散になる。
・解散中も活動のうち。
解散がなかったら(世間の要求に応えるだけのルーティン作業になって)不健全だった
・「SPRINGMAN」は、音はよかったけど雰囲気が悪い

※要約者注)全体的に眺めると、解散前の6年間に相当な妥協をせねばならず「ブラック」な労働状況に陥り、それなりに得るものはあった(「濃かった」)ものの、みんな精神的にしんどくて続けきれなくなった……ってとこですかね? (ここからは完全に憶測だけど)「言われたままに動かねばならないアイドル的な状況に、ミュージシャンとして妥協できなかった川西さん」の脱退が来たことで、もう形すら維持しきれなくなった……という側面もありそうな?


<再結成について>

川西
「再結成はあり得ない」と言い張っていた。
・集まってみたらみんな成長していて面白かった
・アルバムリリースの話は出なかったが、気づいたら曲がたまっていて、けっこう面白いのができて、人に聴いてもらいたい、それぞれの力もすごいと思った。
・(自分の中では解散中の)16年で、解散前とはまったく別の、本当のバンドになったと思う。だから名前も変えたかった。
・解散前のバンドは「シャンブル」を作るためのバンドだったのではと(さえ)思う。
・音楽だけでなく、人としてもつながっている。それぞれ別の活動をしていても、次に会うとき(それが肥やしになっていて)また一緒にやるっていうのがうれしい

※(同上)まず川西さんが相当熱い! 再結成が本当に嬉しかったんだろうな、という気配を感じます。川西さんが熱くなるだけの、プレイヤーとして魅力的なメンバーがそろっているバンドなんだな、と改めて思わされます。

テッシー
・民生が太陽。(自分はその)周りを回る衛星のタイプ。
・「シャンブル」で大きく変わった点は、「全員がユニゾンで怒鳴って歌う」のが増えた。5人が一緒に歌う面白さ。ユニコーンは一人ひとりの声が個性的だから、独特のものになる。
・(シャンブルでは)民生を中心としつつ、5人がせめぎ合っている

民生
・再結成するとは思っていなかったので、他人事のようにびっくりした。よく集まったな。
・またできてよかった。5人であれこれやるのは楽ちん
・その場の演奏が楽しい方がいい

EBI
・再結成前、スタッフの結婚パーティーで全員で音を出したら、ものすごく楽しかった
・「楽しい!」「これが古巣」「ここが居場所」「うれしい」と思った。だから今がある。

ABEDON
・再結成がうまくできてラッキー
・今は他のメンバーを尊重できるから、音楽的ぶつかり合いはない
・「シャンブル」は、みんなで誰かの曲を何とかしようとしているところがいい。すごくいいアルバム。
・今、バンドの状態がいい。仲が良いし、プレイもこれまでとは違う。


以上。

解散と再結成について、ここまでしっかり文字で読んだのは初めてだったかも(私が知らないだけで、いろいろ出ているのかもしれませんが ^^; )


●私がリンク先のインタビュー全文を読んで「あれ?」と思ったのは、『シャンブル』の話が多かったこと。それについて聞かれているわけでもないのに、川西・テッシー・ABEDONの3人が語っていた(全アルバムの中で印象に残った作品を尋ねられて)。

あのアルバムが大事(おおごと)だったのはもちろんわかる。何と言っても、再結成のきっかけとなったレコーディングだもんね。再結成の話もはっきりしない状態で録音したという……。

けどファン(聴き手)的には、必ずしもそこに重きを置いているとは限らないというか……?

CD売り上げやなんかでは『シャンブル』は記録を出してますけども。あくまでも「私は」、演奏者の楽しさが如実に伝わってくる『イーガジャケジョロ』や『ゅ13-14』の方が、枠のない自由な感じがして好きなのであります。それこそ真似しようったって真似できない、彼らにしかできないことが表現されているような気がして。だからインタビューを読んでて「およっ?」と思った。

ま、どっちでもええけどね☆


このインタビュー、5人が別々に語っているので、

川西さん → 熱血!
テッシー → 私小説!
民生さん → 飄々!
EBIさん → 「疲れた!」「楽しい!」
ABEDON → 観察者!

……って感じで、カラーが全然違っていて大変におもしろうございました。

テッシーがインタビュー本文で「ユニコーンは5人の声が聞き分けできるくらい全然違うので……」的なことをおっしゃっていたけど、ほんと声だけじゃなくて物事の捉え方もイイ意味でバラバラなんだな~と(^^)。

これだけ個性的な皆さんだと、いったんバラして整理し直さないと、小さな箱の中でゴツゴツぶつかって納まらなかったんでは……という憶測までしてしまいました( ´艸`)。だって、そんなに個性が強いわけでもないシロウトのバンドでさえ、「誰かが思ったとおり」に行動するとなると「よほど従順」でないとぶつかりますもの……。若き表現者に「従順」は厳しかろう。中には従順なタイプの若き表現者もいるけど、そしたらユニコーンたちほど「型破り」に行動するとしたら相当ご苦労があるものと想像します。長所は短所、というか……ね?(^^;)


今回のインタビューの感想をひとことでまとめると……

「クセがすごいんじゃ!」www


クセのすごい話をうまく方向性をそろえて聞き出し、読み応えのあるインタビューにまとめてくださった平山(雄一)さんに、大感謝でございます。人の話を文章に起こす難しさを仕事でも体験しただけに、その辺りの目には見えないご苦労がしのばれます(笑)。




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。