奥田民生『トーキングフルーツ』出演

●正直、司会者がしゃべりまくるだろうな……と思って、期待していなかった同番組。

　→　しゃべりまくる中、目まぐるしく豊かに表情を変える民生さんが見られました！(^^)

お好み焼き店にて、酔っぱらったオジサンが「あーん」と食べさせてあげる場面あり。インタビューの攻守が逆転したかのような場面もあり。珍妙な番組ではありました(^^;)。けど、「今の民生さん」の率直な思いは伝わってきたかな……。


・まず民生さん。よく日に焼けていますねー！　照明の加減か、御髪　がスチールタワs……の白髪が目立ちます。大御所感……（?_?）。

・「マイペース」「のんき」と言われるけど、「大変なんですよ」「（仕事の仕方は全然）『マイペース』じゃないし」と、ファンなら誰でもわかっていることを、あらためてご自分の口から。「マイペース」をキャラとしてきたけど、あまりにも「何もしていない」みたいな言われように腹が立ってきた……じゃないけど（笑）とか？　そうよねー。20年前から、そんなに動向を追っていない人から「何もしていないですねー」とか言われている番組なんかを見て、ひとごとながら「失礼な！」って思ったもんなー。作品の数やバラエティーの豊かさ・関わったバンドやライブの多さ・ツアーに出ている日数……なんかを見ても、ものすごく「働く男」だよね～！

・52歳ともなると、心境が変わって「大変だ」と言うようにもなった……とか？

・「（実際は）大変だ」と発言した民生さんに「本音を言ってくれて感激した」と、並べてあった皿からキュウリを箸に取り、民生さんの口に「アーン」してあげた、酔っぱらい司会者(^^;)。ファンからしたら「大変」なのはわかっていることなので、そこまで感激されたら正直ちょっとしらけちゃった……(笑)。

・民生さんが「ラーメンのスープが飛んだ服を着て、歌番組で歌った」という逸話は本当か？　との問い。これは「奥田民生になりたいボーイ……」の漫画冒頭の描写。これを見て少年が「奥田民生になりたい」と思った、っていう。民生さん、「……本当です」。デニムとはそういうもんじゃないですか、と。上半身は衣装だけど（もっともこれは販促グッズだけど ^^; ）、ズボンは私服……みたいなことを。シミがついていないときだってありますよ（笑）、とも。司会者に「でもそれを『さっきついたシミです』とサラッと言うさりげなさ」みたいな絶賛をされ、なんと答えたものか……って顔の民生さん。

・民生さん、「……なりたいボーイ」の映画は、自分自身は直接関係ないし、（そのキャラの使われ方？　に）正直とらえ方がわからん、みたいなご発言。自分が死んでいる状態（でのまつりあげ方）なら、まだわからんでもないが、的な。例えば「井上陽水さんになりたい……」ってのが先にあったら、どう思うか聞いてみたい、って。そこから、陽水さんの声は「やるき茶屋」の端から端まで届く！　……みたいな話を。司会者「でもあの話し方になりたい人っていますか？」……(^^;)。

・民生作品「エンジン」の話。ロートル……じゃないけど、ベテランになってしまった主人公に電気自動車に駆逐されつつある「エンジン」を重ねたんだって！　そんな深い意味のあるタイトルだったとは！

・同「俺のギター」の話。民生さんのコンプレックスが歌詞になっているんだって！　ご本人曰く「ギターが上手くない、ボーカルもギターも中途半端」と！　あんなにお出来になる方なのに、コンプレックスがあるとは！！　人間の心のひだをよくわかってらっしゃる歌詞が多いので、コンプレックスがない人だとは思っていなかった。けど、こんなに具体的にコンプレックスの中身を明言されたのは初めてでは……？

・同「白から黒」の歌詞作りは、「黒ヤギさん」から始まった。……その元ネタは、36、7年前の大スター・マッチ（近藤真彦）が歌番組で司会者に「黒柳さぁ～ん」と呼びかける場面w　←このエピソードを聞いて、思わず吹きました(≧▽≦)。ここは、そう思って思ってカラオケで気合い入れて（笑）……的なことを「しれっ」とおっしゃる民生さんwww

・最後が「エンジン」弾き語り。お好み焼き店のカウンター、鉄板前で！　しかも弦を替えてすぐのギターだったみたいで……あの環境は酷ですぜ（涙）。でも歌いきった民生さん。「大変」どすな……！


……要所要所は「ほぉ～！」というエピソードが多かったものの、総合するとやっぱりなんか「珍妙な」番組……だったのでした(^^;)。


なお、司会者の名前を明記しませんでしたが、これは単に「個人的な好みの問題」です(^^;)(^^;)(^^;)。