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「まっさん」続きの連休 [★音楽]

※ちょっと前のNHK朝ドラ「マッサン」の話では、ありません。


●「さだまさし」という名前の64歳のシンガーソングライター、通称「まっさん」。1970~80年代に「精霊流し」で人を泣かせ「関白宣言」で人を笑わせ、一世を風靡した人。現在もなお全国で歌い、熱烈なファンが多数存在。その子どもたちである二世ファンも増えているらしい(と、この週末に知った)

ゴメンナサイ、個人的に「長い曲」「言葉数の多い歌」「湿っぽい歌」「文学色の強い歌」「メッセージ色の強い歌」はどうも苦手らしいことが、徐々に判明(^^;)。だから昔から「まっさん」の歌は、部分的に笑いつつもしっかり聞き込んではいない。ただ妹が一時期ファンだったため、ある時期の「まっさん」曲は脇で何となく聞いてた。レコードが1枚、我が家に残っている(笑)。

その人の出演番組「生さだ」と「関ジャム」を立て続けに見たよ~! という、個人のメモ書き(^^;)。「関ジャム」の即興曲作り、「まっさん」もやってた!

作品が個人的に好みであるかどうかは置いておいて、とてつもない才能とエネルギーの人だ、とは思っている。歌は当然、文句なくうまい。ギターも繊細なスリーフィンガーを苦もなく紡ぐ。キャッチーでデリケートで覚えやすい旋律の作り手であることは、「北の国から」や「鶴瓶の家族に乾杯」のテーマ曲で実証済み。そうね、繊細すぎるから「音楽にしろ映像にしろ、そこそこ野太い作品が好き」なワタシは苦手なのかも(^^;)。

そうした音楽作品とは別に、その真っ当な見識と良心とその語りの見事さに、ワタクシ近年尊敬の念を抱いている。

そんな「まっさん」をテレビで目にすることがやたら多かった、この週末……。


●視聴した番組のひとつめは、NHK深夜生放送「今夜も生でさだまさし」。長年、不定期で続いている、まるでラジオ番組のようなテレビ番組。「まっさん」がハガキを選んで読みながら、スタッフ相手に語りかけ、歌を1、2曲歌う。わざわざ見ることはないけど、起きていたらつい見てしまう。

なぜなら、語りが面白いから。明るい。(確か)落研出身だっただけに、間合いやオチも、とにかく面白い。でも、ただ笑うだけの面白さでなく、何ていうかな……威圧的でも権力的でもないけど芯のしっかりした「ご意見番」「ご隠居さま」の話を聞いて、安心するというか(^^;)。笑わせつつも、考えさせられる提言があったり、とりあげるハガキ選びのセンスが素晴らしかったり。お笑いを解する教養ある文化人……って感じ。

さだまさしメロディ集~三番街の詩

さだまさしメロディ集~三番街の詩

  • アーティスト: 吉田弥生,吉田弥生,さだまさし
  • 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
  • 発売日: 1995/01/25
  • メディア: CD
※今回、番組中で弾き語りされた「オクトーバー~リリー・カサブランカ」収録(リンク先は歌がないバージョン、かな?)。長い曲だったけど、コードが切なくてキレイでした。

その土曜日深夜の通称「生さだ」@大阪に、今回はなんと長年の友であるという笑福亭鶴瓶さんが飛び入り出演。生放送なので、何が飛び出すかニヤニヤしつつ視聴。

鶴瓶さんがいるので、ときどきそちらに水を向けつつも、いつものように「まっさん」は、この夏の台風や豪雨被災地を思いやる言葉も。この人のそうした言葉には、ウソがない……気がする。本当にいつもこまやかに、被災者や病人の目線を想像し、言葉を贈る。自分にも何かできないか、と思っておられる。ビジネスではできない。その、人間愛を感じさせる行動自体を、近年、尊敬している。

意外だったのは、まっさんと鶴瓶さんの「SMAP」解散トーク。二人とも「直接は話を聞いていない第三者」として、「ここぞって時に元気をくれた国民的アイドル、このままフェイドアウトっぽい解散をしてはならん」「ファンは残念であろう」「ファンみんなが笑顔で次へ送り出せるような華やかな終わり方……解散コンサート的なイベントをすべし」みたいなことを。アイドルは偶像、虚像。それを演じきれなくなった本人たちとしては、現在はとてもツライ状況だろう。けどお二方は「虚像」としての役割を最後までまっとうせよ……とSMAPを励まし、エールを贈っている……ようにも聞こえたな。

……話が進まないな(^^;)。


●もう一つが、ユニコーンも即興曲を作った「関ジャム」ご出演。へぇ、二度目なんだ。

お笑いタレントのカズレーザーさんが、32歳とお若いのにこちらの知らない曲をたくさんご存じの熱心なファンで、さださんも驚くような渋い曲名やラジオ番組名を続々口にする。んで、深読みを披露(この方も、意外に思索をする方なのね)……するも、作者のご意図はそれを遙かに超えたものだった、という。「案山子」……あったね、そんな歌。まさか「故郷の松目線」の歌だったとはね……!(笑)

即興曲作り。まっさんの場合は、「映像を見て詞曲を作る」。どちらかというと「詞先」なのかな、この方は。ご自分の作詞術……母音の「あ」が明るく開いた音・「う」「お」は暗く閉じた音……について解説を加えつつ、映像を見て「普通は思いつかない方向」の歌を作られた。なるほど、創作を生業とする方々は「発想がベタじゃない」んだな……と、痛感。ユニコーン然り。

およよ、サビ前までではあるけど、2曲も作られたよ! すごいね~、まさに「芸」だね!

作品に感情移入できるかどうかは別にして、さすが! としか言いようがなく。やはり世に出て長く活躍し続ける方は、極めているよね……! と感嘆するばかりの二夜連続視聴……だったのでした。

またきちんと触れられなかったけど、関ジャニがさださんと「しっとりした曲」のセッションをしていた。歌詞作り中のさださんとのやり取りも含め、「勘の良い子」たちだなぁと。村上くんの字は、誰かが言ったとおり、キレイで読みやすかった(笑)。関ジャニ、ちょっと気になりだしました。


次回の「生さだ」は、10月29日深夜@富良野、だそうです。生放送。

番組背景のホワイトボードに描かれる風景(番組スタッフさん? である「画伯」による。制作に7、8時間!?)の絵も楽しみに。起きていたら、また拝見するとしましょう♪




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