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年末年始に観た、テレビ映画の感想♪ [★映画・ドラマ・テレビ]

●さて。

久し振りに、テレビで観た映画の感想をメモしようかと。
その前に、映画じゃないけど英国ドラマの感想も。
NHK、日曜夜9時の『刑事フォイル』、おもしろいですよ~!

Foyle's War - Series 1

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※コチラは英語版。さすがに日本語版はまだ出ていない……のかな?

日本の戦時中を舞台とした映画などは、そこそこ見ているんだけど。外国の第二次世界大戦中の暮らしって、考えたら見たことがない。そんな時代背景をリアルに描きつつ、英国の片田舎(?)で起こるさまざまな事件が繰り広げられます。

英国ドラマの好きなところは、登場人物に陰影があるところ。例えば主人公のフォイルは、スマートで鋭い紳士的な刑事。だけど、それだけじゃない。いろいろな思いを抱えながら、信念を貫き、時にユーモアも交えた「生活者」として描かれています。そういうの、大好き。

NHKでは、100分弱で1話完結(多分)の話を、「前編」「後編」に分けて2週で放送。前編に事件がいくつも起こり錯綜することが多く、次週に後編を見て「あれ、誰だったっけ?」みたいな状況に陥ることが多いので、録画して前後編を一気に観るのが幸せ、かも(笑)。


●さて、本題。テレビで以下2本の映画を観ましたので、その感想を。




私の中のあなた [DVD]

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●まず、年末にNHKBSで放送されていた、「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」の方。
タイトルでわかるとおり、元英国首相の故・サッチャーさんの生涯を描いた「実話モノ」。なんですが……。

ツライ(^^;)。

サッチャーさん、晩年は認知症になられたとか。その状態をベースにして昔を振り返る構図が、ツライ。冒頭だけそんな状態で、あとは過去のドラマが積み重ねられる……とかならわかるんだけど。主演がメリル・ストリープだから、その見事な「老け演技」を存分に発揮させなければならないのもわかるんだけど。

印象としては、ちょいちょい入ってくる幻覚シーンが邪魔くさい。っていうか、ツライ(^^;)。

昔の実話の再現シーンも、実際の政治的出来事の映像が使われているにもかかわらず、それとドラマ部分とが馴染んでいない……ような? ドラマ部分が何を言いたいのか、ちょっと(歴史に興味がない)ワタシには、ピンと来ませんでした。

「もしかして:テーマは『老い』の不安」!?

……って感じで。一応最後まで観とおすことはできたものの、見終わっての気持ちが重たかった~。orz
なので、評価は極めて主観的に「★★☆☆☆」です(^^;)。


●もう一つは、年が明けてから観た、「私の中のあなた」

ネタばらし……になる前の設定説明だけで、もう結論が出てしまうような「闘病モノ」。出だしの、主人公の語りでちょっと興味ひかれて見始めたんだけど……。途中で誰が主人公でもない「群像劇」の様相を呈し。闘病モノとして如何にも「泣かせよう」とするエピソードが盛られ……。

泣きましたけど。けど……。

ツライ(;_;)。

ツライのに、この映画もやっぱり、焦点がよくわからない。主人公(?)の母親が、やはり著名なキャメロン・ディアスなので、商業的に見せ場がたくさんないといけないのであろうことはわかる。わかるけども……。なんか、伝わってこないのよにゃ~、その立場の複雑さが。

とても簡単な理屈で、ちょっとしたドンデン返しがあり、氷解するも、結末は思ったとおり……。映画としては、極めて主観的な評価ですが「★☆☆☆☆」、です。ワタシ個人的に、闘病モノ映画はダメだってわかりました。つらいシーンをそこまでハッキリ具体的に描かないで、って思ふ……(^^;)。一応、最後まで観ることができた作品ということで、★ひとつ。以後、途中でつまらなくて観るのをやめた映画を「★ナシ」にしようと思います。んで、そういう映画、けっこうあります。当方のストライクゾーン(面白がりアンテナ)が狭いので(笑)。

ところが。
この感想を書くにあたり、Wikipediaをチラ見して、仰天する。これから映画を観る方は、リンク先を見ないでね。ネタバレ……どころか……。

原作の方が、こちらの予想をはるかに超えてドラマチック! 
Σ(゚д゚;)))

びっくりしました、原作のあらすじ結末。
こ、これが映画になっていたら……★三つぐらいプラスすると思う。考えさせられるもの、人の命ってなんだろう、みたいな根本的な問題を。

ただ、原作どおりだと残酷すぎるから……映画は「キレイごと」でまとめたんでしょうね。その結果、こう言ってはなんだけど「とくにメッセージを持たない、ただの闘病映画」になった感じがします。あれ? 邦題「私の中のあなた」って、原作の結末なら大いに納得できるけど、この映画の結末だと……どうでしょう? ものすごくありきたりな意味にしか受け取れない気がする……(^^;)。

ええっと。個人的な感想ですが、ワタクシ「病気」に過敏なところがあるので、闘病モノは本当にダメです。感情移入しすぎちゃって、他人事として見られない……。それがよくわかりました……。


以上、年末年始に観た映画の感想、でした♪




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