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宇宙兄弟展、行ってきた [★その他の趣味]

●大型連休後半戦前の平日。
甥っ子一家がデパートの「宇宙兄弟展」に行くという。
宇宙兄弟が好きだし、甥っ子にも会いたいし(笑)、通院ついでに合流(^^)。

どんな展覧会かというと、基本的には原画展。
プラス、簡単な作者紹介にアニメコンテ、宇宙服、宇宙食、ロケット模型etc.
写真を撮れるコーナーが、いくつかあったわ~。
そして膨大な宇宙関連グッズ売り場(^^)。

メカの原画が圧倒的でした~。
作者の小山宙哉さんの精密な筆致に、メカ&施設への深~い愛情を感じました。
以下、展覧会のネタばらし感想を。


●平日の午後6時頃だったため、会社帰りのサラリーマンなど大人が多かったなぁ。
白髪のご婦人がお一人でいらしていたりして、ファン層の厚さを感じましたよ。
にぎわってたわ~。

『宇宙兄弟』、原作は読んだことがないのね。甥っ子と話を合わせるためにアニメを見てた。
だから、表紙のカラー原画などは初めて見た。
ムッタがトランペットを吹いている、セピア色の絵は好きだな……
と思ったら、ちゃんと絵はがきになって売ってた(笑)
あり? この絵は表紙の原画じゃなかったのかな? 出典不明だ~(^^;)。

んで、マンガの名シーンのモノクロ原画もズラッと並んでいる。
……マンガの原画って初めて見たんだけど、面白いね!
印刷やコピーって、水色の鉛筆の線だけは読み取れないんだよね?
だから水色でいろいろ指示が入っている。

あ、スクリーントーンで影をつけたいところに水色の線が。
NASAの技術者・ピコのシーンの脇に「※腕毛」って書いてある(笑)。
アシスタントさんへの指示かしらね、ピコには腕毛を書いておいてね、って。
作者が人物を一生懸命描いた跡が見られるのが、新鮮でございました。

あと、ガラスケースに「ネタ帳」もあったね。
「プリティー・ドッグ」のくだり、アニメではサラッと流れていったけど、
そのためにいろいろ小耳に挟んだ(?)ネタやら思いついた台詞やらが
ノートにぎっしりと書き込まれている。
原作ではもう少し細かい描写が多かったのかな? 余談ながら、ユニコーンのシングル『Feel So Moon(初回限定盤)(DVD付)』のオマケ漫画の冒頭が、原作でヒビトがムッタに「プリティー・ドッグ」を打ち明けるシーンの流用だ、と甥っ子が申しておりました(笑)。

さらに。主な登場人物の「身長設定」一覧まで!
ああ、あれ、面白かったから写真に撮っておけば良かった(^^;)。
南波兄弟は二人とも身長180cmのイケメンだったのだね!

ミュージさん(笑)もすごいけど、漫画家さんもすごいね!
ストーリー考えながら、絵も描いているんだもんね。
そりゃ、どこか苦手な分野もあるだろうね……でも頑張ってる。
その情熱とエネルギーに圧倒される。

アニメの絵コンテもガラスケースに入ってて、これだけは「撮影禁止」。
撮ろうとしたお兄さんが、警備員さんに制止されてました。徹底してる。


●展示は原画だけには留まらない。
写真の撮れるコーナーがいくつもあった。
歴代宇宙飛行士の肖像(本物+南波兄弟)の横にもう一つ、空の額縁があってね。
観光地にある顔をはめて写真を撮るパネルみたい。

もう一つ、顔をはめて写真撮影する場所があるんだけど、なんと宇宙服(の模造品)。
甥っ子、台に上ってお父ちゃんに写真を撮ってもらっていました。
人間より大きなアポちゃんも、撮影ポイントの一つだったな~。

ワタクシ的には、(1)初めて見た実物の宇宙食の、あまりの小ささに驚く。
(2)途中の「ブラックライトの通路」が、なんのことだかよくわからなかった(^^;)。
これは入場券(一般・800円也)を買ったときにもらう絵はがきを手に持っていたら、キレイです。
(3)「ヒビトが月に着陸したときの号外」(読売新聞)が作ってあって、面白かった。
甥っ子がもらってたのを横からのぞいたら、ちょっとギャグ交じりでナイス(^▽^)b。
(4)アメリカとロシアの宇宙服が並べてあった~! ロシアのが小さかった~!
んで、宇宙服に付いたスイッチの表示が鏡写しの字だって、知らなかった。
宇宙&メカに目覚めた甥っ子が、「そうだよ、腕の鏡で見るんだ……」と解説を。
そういや、アニメでそんなシーンもあったような? わからん。甥っ子、いっぱしの宇宙通(^^)。
(5)宇宙飛行士の試験か訓練かで使われる「真っ白のジグソーパズル」が気になった(笑)。
アニメより前にNHKの爆問学問か何かで見て知っててね。やってみたいな~と。買えばよかった(笑)。

パズルプチ 204スモールピース ハイパー宇宙パズル 98-575

パズルプチ 204スモールピース ハイパー宇宙パズル 98-575

  • 出版社/メーカー: やのまん
  • メディア: おもちゃ&ホビー

んで、何よりもユニ様の扱いがあるかどうか、よね(笑)。
甥っ子が声をかけてくれた。「○○ちゃ~ん、ユニコーン!(^^)」って、指さして。

うを~! 「Feel So Moon」シングルジャケットの原画に、ユニ様+小山氏のサインが~♪♪
生でユニコーンのサインを見たの、初めてかも(!!)。 ←モグリなもので……(^^;)。
テッシーとEBIのサインが、あまりに真面目に小文字の筆記体だったので、可愛くて笑いました。

んで、「Feel So Moon」PVで使われていたムックも、しっかり売り場にあったね~。

We are 宇宙兄弟 アニメSPECIAL (講談社MOOK)

We are 宇宙兄弟 アニメSPECIAL (講談社MOOK)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/06/22
  • メディア: コミック




●今回、一番驚いたのが、作者様のプロフィール。わ、若い!
かつ、影響を受けた漫画家&ミュージシャンっていうのが……ワタシも好き~!
以下。

前者は「浦沢直樹・井上雄彦・松本大洋・小林まこと」。
後者は「ユニコーン・真心ブラザーズ」www

浦沢さん、いいよね~。
ストーリーのみならず、映画のようなコマ運びや生き生きした表情に、緊迫したシーン。
引き込まれます。

MONSTER 全18巻 完結コミックセット(ビッグコミックス)

MONSTER 全18巻 完結コミックセット(ビッグコミックス)

  • 作者: 浦沢 直樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/01
  • メディア: コミック
※先日NHKで佐野元春さんと対談、「なんてことない」風に語られるんだけど、実際は命を削りながら描いていらっしゃる……感じがしました。

松本大洋さんは、『花男』が好きだった。
とくに、1話だけ「いっさい台詞がない回」があったのね。
それで伝わってくるナニカに感激してね、彼の画集を買ったっけ。

100 (Big spirits comic special)

100 (Big spirits comic special)

  • 作者: 松本 大洋
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1995/11
  • メディア: 大型本
※この本は「花男」とは関係ない画集です。個人的に好きなので掲載。花男のことオジサンだと思ってたのに、気がついたら「花男」よりずっと年くってた……orz。

ユニコーンが好きなのは言うまでもなく。
真心も、全部追いかけるほど聴いてはいないけどデビューアルバムはけっこう好きだったなぁ。
YO-KINGのソロライブにも行ったことあるよ。味のあるドラムを叩いていたね。

そっか、作者と好きなものが重なっているから、作品への共感も大きいのかもね?
そんな辺りが個人的な収穫でした♪


宇宙兄弟(23)限定版 (講談社キャラクターズA)

宇宙兄弟(23)限定版 (講談社キャラクターズA)

  • 作者: 小山 宙哉
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/03/20
  • メディア: コミック


原画展を見てあらためて、「自分の好きなことは、頭ではなくて心が知っている」旨の
シャロンの諭しが胸に響きました。
そこ、個人的に今、ものすごく大事なとこなんで……。

作者の小山さん、お若いのに深いところをうがって来るね~!!!
何を経験されたら、こんな機微を描くことができるのか。おばちゃん、感動しました!(笑)




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