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【振り返りユニコーン】 『MOVIE2 1/2』&『MOVIE4』編 [ ・ユニコーン関連]

●ビートルズに「初期」やら「後期」やらがあることを復習(?)していて、
はて、ユニコーンの「初期」ってどんなだったっけ? と、古い映像が見たくなった。

んで、なぜか『MOVIE2 1/2』のビデオテープ(今どき!?)を手に取る。VHSですのよ♪
オリジナル映像の発売は1990年。曲自体の発売は1988年~。
楽しいオッサンたちの若かりし頃を見て、感慨にふけりたくなったのですよ。

UNICORN MOVIE 9 1/2 [DVD]

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ものすっごい余談かつ自分語りなのですが、ユニコーンが長年録音に使っていて、各種「MOVIE」(メイキング等映像)インタビューにも映っていた「一口坂スタジオ」ですが。ワタクシが会社勤めをしていたころ、上司に「ちょっと打ち合わせを」と連れて行かれた喫茶店が「一口坂」にあったことを、数十年ぶりに思い出す(^^;)。あの頃もしかしたらすれ違ってたかもしれないね~(笑)。当時のユニコーンファン(バンドブームのお兄様たちにハートのおめめで憧れる女の子たち)よりもユニコーンの方に年齢が近かったワタシは、ユニコーンは知っていたけど聴かなかった。「バンドブームのバンドは、学生向けのアイドルだ」と決めつけてて。知ってたら仕事中の一口坂でキョロキョロしたかもね(笑)。もったいなかったとつくづく後悔。

『MOVIE2 1/2』は、そんな「アイドルバンド」のPV(プロモーションビデオ集)。

1曲目は、「I'm A Loser」……の楽器なしで演奏しているふり映像。
「世界エアーギター選手権」的なモノもまだ存在していなかった時代に、
全パート楽器なしで……ってところで、既にオフザケ感が半端じゃないのだけど(笑)、
服装は全員黒っぽい衣装、ポーズをキメて「カッコイイ路線」をひた走っております。
ABEDON入りたてと思われるユニコーンたちの姿に、あらためて感銘を受ける(!?)。
メンバーが、まだ首の細い若者たちなんだよね。
(川西さん<推定29歳>を除く。あ、でも川西さんも細い! 服の中で身が泳いでる)。

今と違う点と、あまり変わらない点は以下の通り。

<違う点>
・EBIくんがリーゼントだぁ~!
・テッシーはウルフっぽいパーマっ気なしの髪型~!
・民生さんはパーマ頭~! んで、緑のタータンチェックのスーツだ~!
・コーラスはEBI&テッシー。ABEDONは加入したてということもあり映像の映りも超控えめ~! 
 エア・キーボードなんて、難しいしね。ギターやドラムは頭振って足鳴らしてカッコがつくけど……。
・民生くんの声が細い~! ギターも弾いて(いるふりして)いない~!
・みんな、カッコイイ路線を狙ってる~!?

<あまり変わらない点>
・川西さんがバッチリ、カメラ目線~wwwww

今とあまりに違うバンド像にニヤニヤしつつ(←趣味が悪い ^^; )
この映像の(恐らく)26年後である2014年に未だ活動してくれていることに感動。
長いこと続けていると、こんな「成長」が見られるんだな~!
んで、ユニコーンはだいぶ「自然体」に育っていったんじゃないかな~?(^^)

2曲目の「××(ペケペケ)」も見る。
ああ、EBIくんの「どアップ」! 2枚目~! お湯でのぼせて耳が紅潮してる~(笑)。
銭湯のシーンで「あ、好きな……」という歌詞の背後に、一瞬「明日」ってネオンが出るんだよね。
当時きょうだいで解散後にユニコーンにハマッてて、めざとい弟が見つけて大爆笑したっけね。
まさかアレを、21世紀のライブにまで 引きずr 活用するとは思いもしなかったね!!!
あ、民生ちゃんのスーツが1曲目と同じだ! 川西さんの手のひらドラム叩きが忘れられない……。
客席にカメオ出演の現・事務所社長ダーハラさん、サングラスに黒髪黒ヒゲで、今と風貌が違う~!!!

3曲目は「大迷惑」……と見続けたけど、どうもテープが劣化しているみたい(T_T)。
チカチカ入るノイズに目が疲れたので、『MOVIE2 1/2』鑑賞は、ここで終了。
何を見ようか……。ふと、民生MC「知っとったくせにぃぃ~!」が見たくなる(笑)。
 → 『MOVIE4 舞監なき戦い』をセット。

MOVIE4 舞監なき戦い [DVD]

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  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
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こちらは1992年、解散1年前の疑似ライブ映像(!?)。
疑似っていうかなんていうか……ライブではあるんだけどさ。
客席も巻き込んで小細工がいろいろ仕込んである。「やらせ」が笑いを誘う。
民生の発言「知っとったくせにぃぃ~!」は、観客全員がファンクラブ会員か何かで
振り付け・演出も全部仕込まれた「やらせ」観客である、ということ。
にもかかわらず、さも普通のライブであるかのように「キャーッ♪」と反応するファンに、
民生さんが思わずウィットに富んだ本音を叫ぶわけです(笑)。


多くの「仕込み」に、民生さんは今と変わらず素で笑っている(笑)。


●「舞監なき闘い」、見るの何年ぶりだろう!?
ビデオ入手当初は、大がかりな「仕掛け」と「民生ボーカル」しか見ていなかった。
今回あらためて見直してみて、いろいろ気づいていなかったことに気づく(笑)。

・まず、ギターの二人について。
「二人いること」が、今ほど生かされていないような??? (今は3人だけどね ^^; )

民生さんは、「ギターも時々弾くボーカリスト」風情。ハンドマイク姿が多い。
「古い曲メドレー」の「眠る」では、ギターでフザケた掛け合いをして喜んでいたけどね、
おもに民生しゃんが(笑)。テッシーは真面目に音楽してた。あれ、印象的だったなぁ……。

で、ギターが「左・民生の右・テッシー」に割り振られているのは、今に始まった話ではなく。
当時のライブビデオもそうなっていました♪ 気づかんかったわ~(^^;)。
立ち位置が逆になろうとも、音はそのように割り振られていました。

で、テッシーギターの鋭い刻みは、当時からそうだったんだね~。
オイシイ刻みが、これでもかとたくさん聴けました♪

民生さんがギターを弾いた「家」か何かで、テッシーは弾いてなかったような?
あ、そうか、この曲だっけ? 阿部とテッシー二人でキーボード弾いてたのよ!
この頃は「リードギタリスト」として位置づけられていたはずのテッシーながら、
既に阿部キーボードの手伝いを!

だから再始動後のライブにて「最後の日」ではキーボードを弾いていたこと、
さらに今回のツアーでアレをナニしていること(笑)は、今に始まったことではない、と。
素養は既におありだった、と。

・よぉ~く見ると、テッシーのキャラクターが謎だらけなんだよね~。
見た目は長髪パーマのハードロッカー。エレキギターの速弾きが特徴的。
だけど好きなのは「フィル・コリンズ」だったり、作る曲が
トレイシー・チャップマンみたいなフォークギターの弾き語りだったり。

Tracy Chapman ←トレイシー・チャップマン。「Fast Car」のギターがカッコ良くて、真似したわ~。




今みたいなメンバーの「いじり」によるキャラクターの統合(!?)がなされてなくて、
お姿と楽曲のギャップが大きい、わかりづらいヒトに……。

あ、しかも当時は川西つぁん33歳、テッシー29歳。最年少の阿部は26歳。
この年頃の年齢の開きって、まだまだ大きいんだよね~。
どっかでテッシーのこと「お兄様」って紹介されてたような!?
今は「54歳も47歳も、さして違わんわい」って域に達しておられますが。
なんなら、47歳が54歳(コンド55歳)らを束ねて統率しようとしておられますが(笑)。

・「黒い炎」の犬のカット、忘れてた。いつ見ても笑えるね~(>▽<)。
EBIさんの「犬声」は、この頃から既にいじられまくりだった。
けど彼の特異さは、まだまだこんなもんじゃなかったね。今回、爆発したね(笑)。

・んで、この頃の曲のベースやキーボードだったら、何とか「コピーできそう!?」って気になる。
もちろん、どシロウトなので同じように弾けるわけはないのだけど……音はとれそう。
現在ほど複雑怪奇ではなさそう。
ということは、16年の空白の間に、メンバー全員の著しいスキルアップもしくは
編曲の重厚化&複雑化があったってことですよ。シンプルじゃなくなった。

・最後に、非常に納得させられたこと。
それは……第一期ユニコーンは解散しても仕方なかったのかも……? ってこと。
だってバンド全体の雰囲気が、ヨソヨソしい!
現ユニコーンの発している「幸せ感」(!?)&「まとまり」がない。

解散1年前だから当然かな?
音楽に関してはバッチリ合っているんだけど、アイコンタクトも少なく他のメンバーへの関心も薄い。
「自分の仕事を淡々とこなしているだけ」って感じ。(民生さんを除く)

ABEDONは、いちキーボーディストとしての役割と阿部ショウしか見せ場がなくて手持ち無沙汰げ。
テッシーは、速弾きハードギタリストとして着地しているけど、再始動後の「いじられ」や電大で
思いがけなく大きく開花することを思うと、中途半端。歯がゆい(^^;)。
民生さんは熱唱しているし、他メンバーをジッと見たり面白いところで笑っちゃったり、一見
今と全然変わらない。けど……ホントはもっとギターを弾きたかった、弾ける人なのに歌ばかりだし?
EBIくんは……『イーガ...』でのスイッチの入りようを見ると「全然スイッチが入ってない」クールさ。
川西さんは多分、もっと「カッコイイ」を追究したかったのでは?

現在「絶賛、炸裂中!」の各メンバーの個性。
全員が「フロントマンとしての個性を放ち、それぞれに成立している(?)」昨今。
その隠し持っていた能ある鷹の爪の鋭さ(笑)を思うと、
「舞監なき...」時代は秘めたる能力を全部出し切れていない状態、だもんね。
現在の開花っぷりを知ってから見てしまうと、「全員、不完全燃焼……」に見えてくる。

そうか、ワタシの好きなバンドはビートルズといい「たま」といいユニコーンといい、全部「それぞれに番を張れる」(笑)、キャラクターの濃い人たち……主役を張ってもおかしくない人たちが集まって代わる代わる脇に回っている……そんなバンドかも♪ 全員が創造性があって拮抗している~♪


何だかよくわからなくなってきましたが、一応
ユニコーン「MOVIE」の約2作目と4作目の、極めて漠然としたレビュー、でした♪
いつの間にか「27」にまで達してしまったんだなぁ、「MOVIE」……!


あぁ~、ツアー参戦したいぃ……。




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