「マンボウ」先生、さようなら [★その他の趣味]
※この記事は当方の別ブログ記事から転載したものです。
●昨日のニュースだったかいな。作家の北杜夫さんが亡くなった。合掌。
ワタクシ、読書(とくに純文学)が苦手なタチでして。
生まれてこのかた読んだ本は、ホントにごくわずか。
……ではあるのだけど、エッセー「どくとるマンボウ」シリーズは好きだった。
もう内容は覚えていないけど、読んでいる間は愉快だったなぁ。
……いや、高校の教科書で読んだ『岩尾根にて』だけは、今でも内容を覚えている。
「人間って、極限の状態ではそんな風になることもあるの!?」と
理解できない、形のない衝撃を受けた。
夢か現か区別のつかない、10代のワタシには非常に印象深い作品だった。
ぎょえ~、なんつー高値!!!
ほかの、純文学作品は多分読んでいない。「どくとるマンボウ」、失礼をお許しください。
真面目な北杜夫作品は、この辺りが代表作。これだけは読んだような気もする(?)。でもすべては忘却の彼方……。
●青春時代を楽しくしてくれた作家の訃報により、何十年ぶりかで
その当時の読書傾向を思い出した。
部活に気が乗らなかった一時期、学校の地下にあった図書室に通ったっけ。
図書室自体は暗くジメジメしていて、長くは居たくない場所だった。
ほかに打ち込むことがあったら本など手に取らなかった学生時代。
けど、好きだとなったら端から端まで読んでいた……ような気がする。
シャーロック・ホームズ、O・ヘンリー、星新一のシリーズと
向田邦子、「どくとるマンボウ」、狐狸庵先生のエッセーだけは、
図書館にあったものに限りほぼ読破したんではないかな。
故・遠藤周作氏の作品は、確か代表作『海と毒薬』すら読み切ってはいない。 ← シリアス嫌い(^^;)
ホームズと向田さんを除いて、「思わずニヤリとする短編」ばっかし。
その読書傾向を端的に指摘してくれたのが、北杜夫氏の訃報中の言葉。
『どくとるマンボウ航海記』のあとがきとして以下のような文章が紹介されていた。
--------------------------------
「大切なこと、カンジンなことはすべて省略し、くだらぬこと、取るに足らぬことだけを書くことにした」 (出典:2011年10月26日付・朝日新聞夕刊、社会面)
--------------------------------
それそれ! そういう辺りなのよ、ワタシが好きなモノは。
本であれ、音楽であれ、ドラマであれ、「くだらぬこと、取るに足らぬこと」、大好き!
どうやら「へなちょこ」の人格は、そのようなものだけで形成されております。
しかし、その言葉の綴り手は、もういない。寂しいこと……。
ご冥福をお祈りします。
●昨日のニュースだったかいな。作家の北杜夫さんが亡くなった。合掌。
ワタクシ、読書(とくに純文学)が苦手なタチでして。
生まれてこのかた読んだ本は、ホントにごくわずか。
……ではあるのだけど、エッセー「どくとるマンボウ」シリーズは好きだった。
もう内容は覚えていないけど、読んでいる間は愉快だったなぁ。
……いや、高校の教科書で読んだ『岩尾根にて』だけは、今でも内容を覚えている。
「人間って、極限の状態ではそんな風になることもあるの!?」と
理解できない、形のない衝撃を受けた。
夢か現か区別のつかない、10代のワタシには非常に印象深い作品だった。
ぎょえ~、なんつー高値!!!
ほかの、純文学作品は多分読んでいない。「どくとるマンボウ」、失礼をお許しください。
真面目な北杜夫作品は、この辺りが代表作。これだけは読んだような気もする(?)。でもすべては忘却の彼方……。
●青春時代を楽しくしてくれた作家の訃報により、何十年ぶりかで
その当時の読書傾向を思い出した。
部活に気が乗らなかった一時期、学校の地下にあった図書室に通ったっけ。
図書室自体は暗くジメジメしていて、長くは居たくない場所だった。
ほかに打ち込むことがあったら本など手に取らなかった学生時代。
けど、好きだとなったら端から端まで読んでいた……ような気がする。
シャーロック・ホームズ、O・ヘンリー、星新一のシリーズと
向田邦子、「どくとるマンボウ」、狐狸庵先生のエッセーだけは、
図書館にあったものに限りほぼ読破したんではないかな。
故・遠藤周作氏の作品は、確か代表作『海と毒薬』すら読み切ってはいない。 ← シリアス嫌い(^^;)
ホームズと向田さんを除いて、「思わずニヤリとする短編」ばっかし。
その読書傾向を端的に指摘してくれたのが、北杜夫氏の訃報中の言葉。
『どくとるマンボウ航海記』のあとがきとして以下のような文章が紹介されていた。
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「大切なこと、カンジンなことはすべて省略し、くだらぬこと、取るに足らぬことだけを書くことにした」 (出典:2011年10月26日付・朝日新聞夕刊、社会面)
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それそれ! そういう辺りなのよ、ワタシが好きなモノは。
本であれ、音楽であれ、ドラマであれ、「くだらぬこと、取るに足らぬこと」、大好き!
どうやら「へなちょこ」の人格は、そのようなものだけで形成されております。
しかし、その言葉の綴り手は、もういない。寂しいこと……。
ご冥福をお祈りします。
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