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「熱海の捜査官」 [★映画・ドラマ・テレビ]

※このページは、2010年9月18日に投稿した記事を、後日分割して別記事にしたものです。

●2010年9月17日に惜しくも最終回を迎えてしまった、もう一つのドラマ「熱海の捜査官」。
ナンセンスコメディードラマ「時効警察」が大好きだったので、
ほぼ同じ布陣だし、テンポの良いコメディーを期待して見ていたんだけど。
1話完結じゃないし、小ネタはちりばめてあるけどコメディーではなかったのね。
シュールなミステリーというか。

第1話が終わった時点で「一つの事件で最終話まで引っ張る」可能性が濃厚、
見続けられるかな? と思ったけど、続きが気になって結局最後まで見たので、
魅力的な作品ではあったのだと思う。

けど。難解でした。難解すぎました(^^;)。

だいたい、まず登場人物の名前が特殊で、なかなか頭に入ってこない。
難解だと知らず「ながら見」してたのも、いけなかったんだけど(^^;)。
そのうえ次々と新しい謎めいた人物や事件が浮上。
主人公が毎回、「だいたい、わかりましたよ」って言うけど、
見ているこちらには、わからぬことが増える一方で(笑)。
途中回で伊武雅刀のナレーションが「皆さん、ついてきてますか?」
みたいなことをおっしゃった時点で、ワタクシは脱落しておりました(笑)。

以下、感想詳細。
ビデオ録画でこれから見る、って方は
内容に触れているので以下はご覧にならないでください。



放送終了直後のツイッター「#atami」を見たら、「ツイン・ピークス」みたいだ、との声が。
「ツイン・ピークス」、怖そうで見ていないので、どの辺がそうなのかわかりませんが。

ネット上では、どこが下界で、どこが天上界で……みたいな議論も見られましたが、
最終話を見直しても結論は出そうになく。
また作り手も明らかに「結論が出せないように」細心の注意を払っているような(笑)。
個人的に、犯人の前で倒れている看護師が、市長の娘みたいに見えたのよね。一瞬だからわからないけど。市長の娘は「映画に出るの、出ないの」って言っていたから、実は長々と劇中劇を見せられていた? とそのとき思いました。けど、その後の展開・結末を見ると、どうもそういうことでもないのだな、と。
ゴーギャンの絵画
「われわれはどこから来たのか われわれは何者なのか われわれはどこへ行くのか」
が出てきたところで、そのタイトルがドラマの主なモチーフなのかなと
ムリヤリ自分を納得させてみたり。

このドラマは、新規項目が出てきすぎて頭がオーバーフローした辺りで、
「再度見ることはあるまい」と第1話以外の録画を削除しちゃった。
見直したらいろいろ細工があっておもしろいのでしょうけど、
それを読解するだけの頭もないので(^^;)、多分これっきり。

単純明解なストーリーを好む私には、「あの出来事には何の意味があったんだ!?」みたいな
未回収(に見える)問題が気持ち悪くてモヤモヤする(笑)のですが、
不条理な世界を飲み込める人には、これほどおもしろいドラマはないだろうと思います♪

熱海の捜査官 DVD-BOX

熱海の捜査官 DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: 松竹
  • メディア: DVD

DVDには、「次回予告」は入るのかしら? これが毎度、本編と全然違う編集をし「えっ、あの人が犯人!?」と思わせておいて視聴者を欺き続けており、非常に凝った作りでした。「予告編のために、ムリヤリ本編にその台詞を入れた?」みたいな回もあったなぁ(笑)。個人的にその意外性を楽しんでました。

そうそう、全編通して流れていたピアノ曲、よく聞く曲ではあるんだけど
エリック・サティの曲だったとは。
サティといったら、優雅な「ジムノペディ第1番」しか知らなかった(^^;)。

 → 「熱海の捜査官」については、別投稿にて再考!(ただし解なし ^^; )
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