『知的文章の書き方』 [★お仕事日誌]
※この記事は当方の別ブログ記事を抜粋、再掲したものです。
●4年ほど前に当ブログ本編でご紹介した『最強のビジネス文章&書類術』(日経ビジネスアソシエ)に、新聞などの公的な文章にも好ましくないものがある…旨の内容が載っていた。4年前は「そうぉ?」と思ってた。当時は多分、文章を意識的に読んでいなかったのね。
仕事で「文章の通り」のチェックを求められ、誤りやネジレのたくさんある文章に悩まされ続けた。どう指摘したら簡潔でわかりやすい文章になる? 文章に関する技術・知識が仕事で求められていたけど、私自身にはゼロ。だから「文章の書き方マニュアル本」探し。
小論文だのビジネス文書だのに特化されていない、できるだけ応用の利く「簡潔な文章の書き方」本で、自分も納得のいくわかりやすい本。それらを読み、文章を意識してきたいま、新聞にも、ときにわかりにくい・拙い文章があることを実感。冒頭の内容に同感。
●そうして探してきたマニュアル本の一つを、またしてもご紹介。以下を図書館で発見。
『知的文章の書き方―自分をうまく表現し、他人をうならせる』(日本実業出版社)
以前にもこの手の本をご紹介。そうした本を眺めている割には、頭が悪くて知的でない文章を書き続けていますが、そこは不問でお願いいたします(笑)。
別にうならせなくてもいいんだけど……どんな文章もわかりやすい方がいいじゃない? そんな観点からあまたの本を眺め(立ち読み・斜め読みし ^^; )、アンテナに引っかかった本です。ただ1996年刊行でチョイ古め、Amazonでも中古しかないみたい。
●気になった項目を、同書から以下にざっと抜粋。
よい文章とは、
・伝えるべきこと、主張すべきことがある ・目的に合っている ・正確である ・わかりやすい ・おもしろい(「知的好奇心を揺さぶる何か」があるかどうか、など)
わかりやすい文章を書く方法は、
・よく理解できないことは書かない ・文を区切って短くする ・むずかしいことばを使わない ・句読点を適切に打つ
文章を書く手順は、
・書いて削る(ダブリ・余分・難解な箇所・推測・不適切な表現を。ただし削りすぎない)
文章の基本技法としては、
・主語と述語を離しすぎない ・一つの文で、一度に何もかもいおうとしない ・たいして重要でないこと、もしくは、どうでもよいことは省く ・接続詞は多用しない(多用は「稚拙な感じ」)
・重言を避ける ・改行は早めに ・なるべくやわらかいことば(中略)で書く ・実用文章においては簡潔を旨とする
(緑色の文字は同書からの抜粋。大見出し・小見出しの一部を同列で並べました)
●上記項目以外にも、確認すべき点についてたくさん解説あり。具体事例も含めどういうことなのか、詳しい内容は同書でご確認を。文章を書くことに興味のある方は、是非。ここでこれ以上引用しては、本文と引用部分の主従が逆転しますからね(^^;)。
実は上記の項目、これまで仕事で見てきた文章で気になった点をピックアップ。つまり「プロ」と称するライターさんの文章にも、こうした改善点がママあるということ。「伝えるべきこと」がわかっていないんじゃないの? と感じたこともある。
もっとも、人のことは言えまへん。一応「プロ」として、校正界の裾野で綱渡りしている「へなちょこ」だって、4年前には上記は認識せずフィーリングで文章を読んでいたんだから。「プロ」と一口に言っても、ピンキリなのでございますよ……(^^;)。
●プロ・アマ問わず文章を書いて発表する方は、「思いつくまま」書くのではなく「考えて書いて、書いては見直して」を繰り返しましょう♪ 意識して「毎日」文章を書いては、日をおいて自分が書いたものを上記項目の観点で見直してみてください。
一度に全部、っていうのは難しいから、まずは「わかりやすい文章を書く方法」辺りからでも。自分の文章のクセに気づけて、文章がグンと良くなると思います。自分で書くときだけでなく、人様の文章を読むときでもOK。漫然と読むのでなく、意識して読んでいけば……
……と書いている人の文章が、よろしくない(笑)。だから説得力はありませんが。意識しながら文章を読み書きし続けてきたところ「人の文章を見る目が、以前より少しだけマシになってきたかな」……と、うぬぼれてみました。←自分の文章を見る目を肥やせよ(苦笑)。
●4年ほど前に当ブログ本編でご紹介した『最強のビジネス文章&書類術』(日経ビジネスアソシエ)に、新聞などの公的な文章にも好ましくないものがある…旨の内容が載っていた。4年前は「そうぉ?」と思ってた。当時は多分、文章を意識的に読んでいなかったのね。
仕事で「文章の通り」のチェックを求められ、誤りやネジレのたくさんある文章に悩まされ続けた。どう指摘したら簡潔でわかりやすい文章になる? 文章に関する技術・知識が仕事で求められていたけど、私自身にはゼロ。だから「文章の書き方マニュアル本」探し。
小論文だのビジネス文書だのに特化されていない、できるだけ応用の利く「簡潔な文章の書き方」本で、自分も納得のいくわかりやすい本。それらを読み、文章を意識してきたいま、新聞にも、ときにわかりにくい・拙い文章があることを実感。冒頭の内容に同感。
●そうして探してきたマニュアル本の一つを、またしてもご紹介。以下を図書館で発見。
『知的文章の書き方―自分をうまく表現し、他人をうならせる』(日本実業出版社)
以前にもこの手の本をご紹介。そうした本を眺めている割には、頭が悪くて知的でない文章を書き続けていますが、そこは不問でお願いいたします(笑)。
別にうならせなくてもいいんだけど……どんな文章もわかりやすい方がいいじゃない? そんな観点からあまたの本を眺め(立ち読み・斜め読みし ^^; )、アンテナに引っかかった本です。ただ1996年刊行でチョイ古め、Amazonでも中古しかないみたい。
●気になった項目を、同書から以下にざっと抜粋。
よい文章とは、
・伝えるべきこと、主張すべきことがある ・目的に合っている ・正確である ・わかりやすい ・おもしろい(「知的好奇心を揺さぶる何か」があるかどうか、など)
わかりやすい文章を書く方法は、
・よく理解できないことは書かない ・文を区切って短くする ・むずかしいことばを使わない ・句読点を適切に打つ
文章を書く手順は、
・書いて削る(ダブリ・余分・難解な箇所・推測・不適切な表現を。ただし削りすぎない)
文章の基本技法としては、
・主語と述語を離しすぎない ・一つの文で、一度に何もかもいおうとしない ・たいして重要でないこと、もしくは、どうでもよいことは省く ・接続詞は多用しない(多用は「稚拙な感じ」)
・重言を避ける ・改行は早めに ・なるべくやわらかいことば(中略)で書く ・実用文章においては簡潔を旨とする
(緑色の文字は同書からの抜粋。大見出し・小見出しの一部を同列で並べました)
●上記項目以外にも、確認すべき点についてたくさん解説あり。具体事例も含めどういうことなのか、詳しい内容は同書でご確認を。文章を書くことに興味のある方は、是非。ここでこれ以上引用しては、本文と引用部分の主従が逆転しますからね(^^;)。
実は上記の項目、これまで仕事で見てきた文章で気になった点をピックアップ。つまり「プロ」と称するライターさんの文章にも、こうした改善点がママあるということ。「伝えるべきこと」がわかっていないんじゃないの? と感じたこともある。
もっとも、人のことは言えまへん。一応「プロ」として、校正界の裾野で綱渡りしている「へなちょこ」だって、4年前には上記は認識せずフィーリングで文章を読んでいたんだから。「プロ」と一口に言っても、ピンキリなのでございますよ……(^^;)。
●プロ・アマ問わず文章を書いて発表する方は、「思いつくまま」書くのではなく「考えて書いて、書いては見直して」を繰り返しましょう♪ 意識して「毎日」文章を書いては、日をおいて自分が書いたものを上記項目の観点で見直してみてください。
一度に全部、っていうのは難しいから、まずは「わかりやすい文章を書く方法」辺りからでも。自分の文章のクセに気づけて、文章がグンと良くなると思います。自分で書くときだけでなく、人様の文章を読むときでもOK。漫然と読むのでなく、意識して読んでいけば……
……と書いている人の文章が、よろしくない(笑)。だから説得力はありませんが。意識しながら文章を読み書きし続けてきたところ「人の文章を見る目が、以前より少しだけマシになってきたかな」……と、うぬぼれてみました。←自分の文章を見る目を肥やせよ(苦笑)。
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