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「第三京浜」のアルペジオ♪ [ ・耳コピ挑戦]

●お盆中にこなすはずだった仕事が遅れているのをいいことに、ユニコーン三昧の日々。

「今回も、コードをとる気がしなくなる(笑)曲が多いなぁ……(≧▽≦)」とギターを抱えてアルバムを聴き、標記曲のヒミツに気づいてしまったのです……!

「この曲のピアノのアルペジオ、ギターでも弾ける! いや、むしろギターで弾ける音が忠実にピアノで再現してある!」 Σ(゚д゚;)))
 → 

ピアノだったら、ギターみたいにコードの構成音の制約がなくて自由自在に音が選べるのにね? あえてギターの制約内で構成してある、アルペジオ…。

もしかして:ギターで作曲した?  いや、作者はABEDONでしょ……最近ギター演奏が多いとはいえ、デモ曲からこのギターを入れるとは考えにくい気が……。だって右手がね、ピックで弾くとしたら相当練習が必要だと思うのよ(クラシックギター経験者なら「禁じられた遊び」パターンの応用で、ピック無しなら即弾ける奏法ではあるけど)。ユニコーン界で「このようなギターをデモ段階で弾く」人物がいるとは思えず……。 まさか:ユニコーンの伝統芸(笑)「自動演奏のコピー」??
ブルース

ブルース

  • アーティスト: ユニコーン,川西幸一,奥田民生
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
  • 発売日: 1991/06/21
  • メディア: CD
※こちらが、キーボードABEDONが大変な思いをして今でも語りぐさの、「伝統芸」入り演奏(笑)。 ご存じない方のため、念のため。ユニコーンは昔、ギターが苦手なメンバーがたまたまデモ曲に使った自動演奏が「笑えた」からと、あえてわざわざそのパターンを自らの演奏で再現したことが。荒技(笑)。今回も「それ」っぽい気が、だんだんしてきました……だって、ユニコーンってソロ演奏自由自在のギタリスト・キーボーディストが3人もいる、技術力の高いバンド。なのに「第三京浜」のアルペジオは単純でワンパターンで恐ろしく淡々としている……。「キーボード兼最近ギター」のABEDON含め、ユニコーンのウワモノ隊の誰も、こんな規則的な(最初から最後まで崩しがほとんど入らない)フレーズをわざわざ弾いたりはしない気がしてきたのよね~。この「ワンパターン」をあえてずっと使っていること自体が、この曲のひねり……!? って気がします。でも結果、ピアノ音色がすごく映えて美しかったし新鮮な響きだったから大正解! って感じ? あ、ちなみにアルペジオフレーズがワンパターンな分、コード進行はひねりにひねってあって、覚えられないレベルです(^^;)。


【16/09/30、追記】 この記事はCD発売後すぐに書いたので、音もDVD映像もしっかり覚えておらず。でも気がついた! 作者のABEDON、メイキングDVDでちゃんと理由を語っていた!(多分) ギターは適当に弾いてもカッコがつくけど、キーボードはそういうわけにはいかない……という主旨のボヤキを。
そうなのよ! ユニコーン、こんだけ聴いて音はなんとなく覚えているからキーボードも弾けるかな? と思ったら、全然弾けないのよ……みっちり音を正確に把握して、とっくり練習しないと……。ギターだったら、曲さえ覚えていれば「こんな感じ?」ってだいたいのコードを弾けば形になる……という事実を、先日身をもって経験しまして。

ああ、ABEDONが言っていたのはコレかあ……「あっ!Σ(゚д゚;)))」 → (以下、妄想) → ABEDON、この曲のキーボードフレーズに迷い、他のメンバーにぼやく。「キーボードのフレーズって面倒なんだから。ちょっとギターで弾いてみ?」 → (おそらく民生さんが)ギターアルペジオで同曲のコードを弾いてみる → ABEDON「ほらね、すぐ弾ける……(とピアノでギターアルペジオをなぞってみる)……いいねえ! これ、そのまま行けるんじゃね?」 → ギターフレーズをそのまま採用! 

……という流れだったと思われ(妄想。だけど流れ的にそうじゃないかと一人確信w)。結果的にとても美しくて、初めて聴いたとき感動したんだけど……。「ギターのアルペジオをそっくりなぞったピアノアルペジオ」って、存在自体はかなり特殊です……実はこれをピアノで滑らかに滞りなく弾くの、結構大変。多分ユニコーンくらいしか実行していないのでは?(≧▽≦)


ゅ 13-14(初回生産限定盤)(DVD付)

ゅ 13-14(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: KRE
  • 発売日: 2016/08/10
  • メディア: CD
※ABEDONのボヤキが入っているメイキングDVDは、コチラ♪



●同曲に限らず、当アルバムは「コピーする」「カラオケで歌う」ことが非常に難しい作品群。多分。

ユニコーンが、彼らの声で歌っていないと面白くないというか。ニュアンスまでマネして歌うのが難しすぎるというか。楽しげなのに、曲を覚えるのが非常に難しいというか。(それはいつものことだけど ^^; )

CDから離れて「第三京浜」のピアノ音を思い出そうとしたら、アタマの中で鳴ったのが「僕等の旅路」だったり(^^;)。あ、「僕等の……」は、とっても覚えやすい気がします。覚えようと思わなくてもスルッと思い出せましたから。「オーレオーレパラダイス」も、覚えようとしていないうちからフレーズが全部脳内再生できました! テッシー作品は素直な名曲が多いのです! 素直すぎるから、民生&ABEDONにいじりまくられて、忘れられない迷曲となるのです(笑)。「デーゲーム」とか「自転車泥棒」とか「裸の太陽」とか、一連の「手島いさむシリーズ」とか。

話を戻して。
今作は「合わせて弾く」とか「一緒に歌う」とかが難しいので、2、3の曲を除いて「おとなしく正座してじっくり鑑賞」します(笑)。 ←難しいので、逆にかえってコピーに燃えてしまった……(≧▽≦)。


ゅ 13-14(完全生産限定豪華BOX盤)(DVD+2アナログ+カセットテープ+特製グッズ付)

ゅ 13-14(完全生産限定豪華BOX盤)(DVD+2アナログ+カセットテープ+特製グッズ付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: KRE
  • 発売日: 2016/08/10
  • メディア: CD
だ……だれか、こっちを買った人、いる?(震え声)








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