SSブログ

『十干占術』、読んでみた [★シロウト占い遊び(算命学)]

●長年、東洋の占いの「命式」を風景にする……ということに憧れ(?)がありまして。わけもわからず、とりあえず独自にやってみたのが5年前。プロの鑑定士さんに参考書籍を教えていただいたのが、昨年の夏。頭の隅に引っ掛かっていたものの、日常に紛れてそれからとくに動くでもなく(^^;)。

……という、のらりくらりを続けていたけれど。Amazonのギフト券をもらったので、買っちゃいました、参考書籍♪

秘伝 子平推命十干占術

秘伝 子平推命十干占術

  • 作者: 澄景
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/12/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
※実は、それまでもただボーッとしていたわけじゃなくて。折に触れ「安く買える場」もしくは「借りられる図書館」「同書の中身が察せられるサイト」なんかを検索し続けてはいました。出版元は在庫切れ、再版未定。メルカリだと中古で600、700円くらいから出ていた痕跡はあったんだけど、常時出品されているものでもなく。しばらく忘れていた間に千円台で出て売り切れていたり。Amazonで一番安い中古が三千円弱。他では既に一万円台なんて法外な価格もあり。
元値より千円も高い値段で買うなんてバカバカしい……という気もしたけど、今買わなかったらもう安く入手できないかも!? との焦りから、思いきってみた次第☆

中古本、「非常に良い」ではなく「良い」の商品。ある程度の手垢汚れくらいは覚悟していたのだけど……「新品!?」っていうくらいの美品が到着♪(from「寿堂」さん) 強いて言うなら光の加減で、表のカバーにシュッとこすったような跡が見えなくもない……くらいの、立ち読みすらされていないかのような使用感のなさ。ありがたいことです(^^)。っていうか裏を返すと、このくらいの「見えるか見えないか」程度のこすれ跡でも「良い」にしないと、「非常に良い」にしたら文句を言うクレーマー消費者がいるってことだよね。神経質で息苦しい世の中になったよね……。

余談さておき、どんな中身だったかというと……。


●中古本しか出回っていない現在、中身の確認はなかなかできず。(どこかで見開きの写真を見た気がするけど、あれは著作権法違反……)

軽く、目次から章立てをご紹介。
------------------------------------------
出版にあたって
はじめに
 ……「十干占術」がどのような存在であるか、著者(新版・旧版)とそれとの出会いがエッセイっぽく書かれていて、そのエピソードがおもしろかった。そんなことがどうしてわかるんすか、と(笑)。

第一章 秘伝 十干占術とは
 ……陰陽五行や十二支の根などの説明を交えつつ、有名人カップルの事例を絵にして挙げてありました。絵はすべてモノクロ。

第二章 十干が秘める深遠なる世界
 十干でわかる自分の性格
 ……これは算命学でいうところの「日干」の性質の説明。各見開き2ページ。例えば、同じ「戊」でも組み合わせる相手によって「山」「岩」「炉」「花瓶」などと変化させる……なんていうのは、これまで知らなかった考え方で面白く。そうやって決めてしまえば、モチーフに迷わないですな、確かに。

第三章 十干絵が告げるあなたの宿命
 性格と相性をズバリ鑑定
 ……「甲×甲」に始まり、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」のうちの二つの組み合わせがどのような意味を持つかについて、各ペアにつき1ページ書かれています。相性なら「日干×日干」ってことでわかりやすいけど、性格となると三柱(または四柱)あるから、どう解釈しようか迷うところ(^^;)。

第四章 子平推命の秘密をもっと知りたい
 ……偏通星(算命学でいうところの十大主星)・十二運(同、十二大従星)を一覧表から割り出せるように、説明されています。大運の出し方も。しかし「推命」の一味は、字が怖い。「死」とか「墓」とか言われたら、イヤよね……それだったら私、職場で占いの話なんかできない(^^;)。たとえ意味的には算命学とまったく変わらなくても、字が、人を不用意に怖がらせちゃうもの。やっぱり私は算命学の方が心穏やかに眺められるから好き(笑)。
 で、えっと、最後に美空ひばりさんの大運がどうだったかって事例が載っているのだけど、ここでいきなり「丑の忌神の養」だの「内格」だの、初心者にはよくわからない仕組みと言い回しが登場。一気に話がわからなくなり、読み飛ばしました(笑)。


干支早見表 1945年~2012年
 ……これが巻末に70ページくらいあるんですね。
日本主要都市時差時間表
 ……「推命」の一味(笑)では時柱を扱うから、時差まで考慮する必要があるんですね、ふむふむ。

おわりに
 ……命式以外が70%、心配すな、と書いてありました☆
------------------------------------------
以上、同書目次より。色文字は、個人の感想です。


各十干の組み合わせを絵にして理解しよう、という内容の本。その絵を一望したく、読みながら「10×10」の一覧表(メモ書き)を作っちゃいました。組み合わせの順序は問わない(ex.「甲×丙」と「丙×甲」は同じとする)ので、全55通り。

五行の性質を知り、それを絵にしてみたい人には、面白いのではないかと思います♪

ご紹介くださった天海玉紀先生に感謝!<m(_ _)m>



●この本のミソは、やっぱり十干を絵に起こしてあるところ。これを教科書にすれば、五行を絵にするのはずいぶん楽になるねぇ~♪

ただ。絵を描くアイテムのバリエーションは、思ったより少なくなるかも。

例えば「灯火」。いろんなサイトをサーフィンして集めた結果、「月」と解釈する例も少なからずあって。風景画としては、月があるとイメージが広がるんだけど、この本では「月」ではなかったな。むしろ「辛」を月と捉える項目が1か所あったかな。

あと、他とは解釈が違う景色もあったかな。算命学だか四柱推命だかわからないけど、いくつかのサイトでは、「丁」にとっての「丙」は「侮光」などといってあまりありがたくないような書き方を見た気がする。けど、この本では「秩序だっていて安定した関係」みたいなことになっていました。

まあ、同書のどこかに「入門書」と書いてあったので、入門したと思って、しばらくはこの本に忠実に絵を描いて楽しみましょう♪ 詳しく知りたかったら追々、入門書じゃない本を紐解いてみることにして♪


※余談だけど。私自身はきっちりと「誰かに入門する」という行為がなんとなく苦手な「龍高星持ち」だけど、最近は「入門するってだいじ」なような気がしてきました。

いまどきはネットサーフィンでもある程度、独学はできちゃう。「知ったつもり」にはなれる。でも例えば上記の「丙×丁」が「侮光」なのか「秩序立っている」のか、どっちに捉えたものかいろんな解釈がごちゃ混ぜで入ってきちゃう。そうすると「なんか、土台がゆるい」感じがするのです(≧▽≦)。「あっちの人はAだと言っているけど、こっちの人はBだと言う。さて、どっちを正しいと思えばいいの?」みたいな(笑)。

これ、もしお師匠さんについていれば「Aである」と言われたことをまずスンナリ受け入れれば良いわけで。そしたら土台……「基礎」固めが、しっかりできる。そのうえで「Bである」とする別の説を見たら「応用」として取り入れればいいよね。

ところがお師匠さんも決めずにネットサーフィンしていると、「基礎」がしっかりしていないのに「応用」まで同時に取り入れている感じになっちゃって、なんか自分の中で解釈が揺れている項目が非常に多い気がする。

これは占いに限った話ではなく。趣味の楽器弾きにしても、いろんな楽器を触ったことはあるけど、どれも中途半端になっている(^_^;)。「習う」のがイヤで、全部我流でテキトーに済ませちゃっているから。天性の才能がある人は、それでも上手になれるんだろうけど、当方、凡人ですから(笑)。

来年は玉堂星が回ってくるらしいし、ひとつここはキチンと「入門」してみますかねぇ? 言うだけ言っといて、多分何もやらないよ?(笑)。






nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

nice!の受付は締め切りました

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。