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クドカンドラマ『監獄のお姫様』感想 [ ・クドカン世界&『あまちゃん』]

●ワタクシ、無類の小ネタ好きでして。小ネタが好きだからバンド・ユニコーンが好きだと言っても過言ではなく(いや、ちょっと過言かな ^^; )。

ドラマでも、小ネタが効いている方が断然好き(^^)。例えば『トリック(1) [DVD]』や『あまちゃん 完全版 DVD-BOX1』や『ATARU DVD-BOX ディレクターズカット』や『ちかえもん DVD-BOX』など。『SPEC 警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿 DVD-BOX』も、なぜか最初を見そびれそのままだけど、恐らく好きな類い。

いずれも、本筋から逸れたどうでもよい細かいところに異様に力が入っていて、とことん笑わせてくれる。一瞬たりとも映像から目が離せない。

そんな制作者のひとり、宮藤官九郎さんの最新のドラマですから……ちゃんと見ました、最後まで♪

ちょっと思った、悲しい事実。


●実は、小ネタ好きにもかかわらず、今回は小ネタにほとんどついていけなかったの(;_;)。テレビをあんまり見られていないから……。

例えばドラマ『ひよっこ』のパロディーがあったと言われても、元を見ていないから気づかない。「なんか今の、妙な台詞だったなぁ……」でオシマイ(^^;)。

他にも前川清だの、多分「先生」役の実の弟さんが特別出演していただの、いろいろ小ネタがあったんだけど……なんか今回はあんまり笑わなかった。


そんでも、クドカン作品は小ネタだけで惹かれているわけではないので、脚本の巧みさとテンポの良さからつい最後まで見た……んだけど。

今回、ちょっと抵抗が大きかったかな。それは、ドラマの重要なキーワードでもあった「オバサン」の連呼と女優さんの扱いに対して(^^;)。

いや、わかるのよ、それが面白いであろうことは。あんなにキレイな女優さんたちにずっとジャージを着させてオバサン扱いするのが、最初はわずかに違和感あったのに、本当にそう見えてきたりするのは、女優さんたちの演技+脚本に力があるからこそだし。でも、

( ´-` ).。oO(オバサン以外の視聴者には、おかしくてしょうがないんだろうな……)

と途中から思いました。自分もオバサンだから、なんかいたたまれなくなっちゃって……。

別に悪意があって「オバサン」を連呼していたわけではないのはわかるし(最終回はオバサン賛歌……とまではいかないけど、オバサンも悪くはないね、って作りだったし)。なのに、なんだろうね、この抵抗感は(^^;)。

……個人的なことだけど、自分が立派にオバサンの年齢であるにもかかわらず、ちょっと受け入れがたい(笑)ところがあるのかな。だから、場合によっては年下の女優まで「オバサン」って(ちょい嘲笑気味に)連呼されることに、少々センシティブになっちゃったかも……(≧▽≦)。


お話自体は、よかったんです。

ほぼシチュエーションコメディーみたいに、毎週「倉庫」か「刑務所」を行ったり来たりではあったけど、そこで育まれる「情」は十分伝わってきたし、最終回のとある場面には思わず涙しましたとも。さすがクドカン! と。

あとね、満島ひかりさん、格好良かったなぁ。役柄がってわけではなく、きびきびした言動そのものが。キョンキョンも良かったなぁ。元アイドルを「普通のオバサン」にして見せてしまうクドカンに、恐れ入ってみたり。

ただ、自分が「オバサン」であることを気にしている視聴者には、多少「認めたくない」抵抗感が生じてしまった(笑)ことをご報告しておきます(^^;)。


3月にはDVDが出るそうですよ♪


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