民生さん、NHK-FM「サウンドクリエイターズ・ファイル」(1回目) [ ・奥田民生]
●標記、聞きました!
遅い夕食がいただきもののカニで、放送時間に身をほじくる作業が入ってしまい(笑)。しかもアテにしていたラジオが音が出ないとかNHK-FMが入らないとか、番組開始前にちょっとつまずき。
いやー、インターネットでリアルタイムに聞けてよかったです♪
→ NHK-FM(東京) https://www.nhk.or.jp/radio/player/?ch=fm
プレイリスト
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01.MTRY / 奥田民生
02.ミュージアム / 奥田民生
03.最強のこれから / 奥田民生
04.I saw her standing there / The Beatles
05.HIGHWAY STAR / DEEP PURPLE
06.DREAMIN’ / 子供ばんど
07.働く男 / ユニコーン
08.すばらしい日々 / ユニコーン
09.ロボッチ / 奥田民生
10.白から黒 / 奥田民生
11.明日はどっちかな / 奥田民生
------------------------------------------
(番組サイトより引用)
第1回目は、「奥田民生の音楽ルーツとユニコーン~ソロ活動の歩み」といったところ。
ゲストという名の進行係(笑)が、長年のお知り合いである音楽評論家・平山雄一さんだったところから、実に適度にリラックスした、しかし濃いぃ話が聞けました!
内容で言ったら『どしたん』や『人に歴史あり』ほかで読んだことがあったりする話もあったんだけど、それからずいぶん時が経っている(笑)し、ご本人の口から直に聞けたというのは非常に貴重な機会だったかも(≧▽≦)
うろ覚えですが、アタマに残った話だけでもメモしておこうかと。
●最初の方は、ちゃんと聞けるラジオを探してバタバタしていたところだったので、聞き逃しました(;_;)。
新アルバムから「MTRY」がかけられたところから聞いたんだったか。
カニと闘ったり、家族に話しかけられたりテレビで遠慮なく大音量の「N響アワー」を見られたり(^^;)、なかなか集中できなかったんだけど、以下のような話が印象的でした。
------------------------------------------
<民生さんのルーツ話>
・民生さんが初めて自分で買ったレコードは、「およげ、たいやきくん」(子門真人、1975年)か「ビューティフルサンデー」(田中星児、1976年)のどちらかだ、と。順番から「……たいやきくん」ですネ。「……たいやきくん」、ウチにもあったわ~(^^)。
・次に印象に残ったのは、中学生のときのビートルズ。シングルより、曲がたくさん入ったアルバムが欲しくて「『ロックン・ロール・ミュージック』というナゾの2枚組」(編集盤)を買ったそうな。
・ビートルズを聴いて、「のっぽのサリー(Long Tall Sally)」とか、初期の曲が好きだった? とにかくこの曲名が挙がった気がする(うろ覚え)。
・そのルーツのチャック・ベリーにも興味を持った、と。「何をやっているかわかる、シンプルな音」が良くて。「ピアノが入った時点で、何をやっているのかわからない。今なお」的な。Σ(゚д゚;))) ……あんだけ複雑なユニコーンをご自身でなさっていながらwww
・シンプルな音楽が好き、聴いて「自分も弾いてみよう」って思える音楽がいい、新作はそんな感じじゃないか……みたいなお話もあった気がする。けど民生の旦那、MTRYの演奏は「自分も弾いてみよう」とはとても思えませんぜ、演奏技術が高度すぎて(笑)。「弾いてみよう」と思えたのは、むしろユニコーンの『イーガジャケジョロ』以降のアルバムでございます、個人的には(笑)。
→ 番組内でビートルズの「I Saw Her Standing There」がかかる(以下同様)
※個人的にはこのチョイス、すごく意外だった。民生さんといえばジョンが好きなんじゃないかという気がしていたので。立て続けにポールのボーカル曲タイトルを口にされるとは……。全体的にNHK側の選曲かしらん?
・中学でギターを持ったけど、趣味の合う人は周りにいなかった? だっけ?
・高校で、ヘヴィメタブームだって言ったかな? ヴァン・ヘイレンだとかディープ・パープルだとか?(うろ覚え) バンドを組んでギターを弾いていたけど、速弾きは挫折。アマチュアバンドのイベントに行ったら、5組のうち3組くらいがパープルの「ハイウェイスター」を弾いていたような時代だったとか?
→ ディープ・パープル「HIGHWAY STAR」
※NHKらしく(?)、選曲がマニアックに走らず「えらくオーソドックス」( ´艸`)
・で、高校時代、イトコさんとバンドを組んでいた話とか。「RCサクセション」のライブに行ったり、「子供ばんど」とかがバンに機材を積んでツアーに来たのを見たりして、「バンドでスポットライトを浴びるということ」よりは「バンドマンとしての旅生活そのもの」みたいなことに憧れを抱いたとか。 ←この辺が民生さんらしい、と思いました。多分「内向傾向」なんじゃないかな。
※一般的な「内向的な性格」=おとなしい子……みたいなのとはちょっと意味合いが違ってて。平たく言うと、「見て見て~!」って自分の外に向かって積極的に働きかけ、外からの評価で満足するのが「外向」傾向、外からの評価に関係なく自分の思った基準を満たせていたら満足するのが「内向」傾向……と言ってよいかと思います。民生さんは後者の傾向が強いようにお見受けしています(^^;)。
→ 子供ばんど「DREAMIN’」
<デビューから解散までの話>
・周りの志を持った同級生たちが、「大阪に出てバンドを組んだ」などやっている中、民生さんもバンドは続けていたけど「東京に出てプロになる」とかは全然思っていなくて。思っていなかった人がプロになっているっていう(笑)。
・ユニコーン結成のいきさつ。川西さんとテッシーは広島では結構有名なバンドをやっていて(「ストリッパー」)。そこから誘われたけど1回断って。別の人とバンドを組もうと思っていたのに話が流れた。そこに、別ボーカルを立てていたけど辞められたユニコーンからもう1回話が来たんで、加入。
・曲を書いていたのはユニコーンの前のバンドから。
・東京に出るとは考えていなかった(意識していなかった、ってことかな?)。デビューが決まって周りから言われて「あ、東京に行くのか」と思った。
・ユニコーンがデビューした時代はいわゆる「バンドブーム」。それまではバンドでデビューするのは限られた精鋭だけだったが、誰も彼もがデビューした時代。流れに乗って動いていた(だったか)けど、「人と違うことをしなくちゃ」埋もれちゃう……みたいなことを考えていただったかなんだったか、そんな感じ。
・とにかく音楽のことがわかっていなかった。周りの大人……河合マイケルさんが幅広く音楽を聴く人で、いろいろ聴かせてくれたから、ロックに限らずいろいろ聴くことができた。側にいた大人が限られた音楽しか聴かない人だったら、ユニコーンもこんなにいろいろな曲調に手を広げていなかったと思う、的な。
・「武道館に行こう!」とか思っていなかった。流れで武道館ライブもやったけど☆ ←ユニコーンらしいや(^^)
・当時は雑誌取材がメチャクチャ多かった。たくさん時間を取られて本当にイヤだった。
この辺りで、個人的にちょっと集中が途切れます。カニが……(^^;)。
→ そうだ、ユニコーンの「働く男」が流れたか
→ ユニコーンの代表曲ってなんすかね? 大迷惑? みたいに言いながら「すばらしい日々」もどこかで流れたっけ
・インタビュアー(?)平山さんに「解散前ユニコーンのピークはどの辺りと考えるか」聞かれ、「ピークぅ?」と本気で悩む民生さん。その辺りのことはあまり意識なさっていない感じが、ヒシヒシと伝わりました(笑)。 → 「最後(解散前)」とのご回答。「あ、でも川西さんが脱退したんで……」最後のツアーではなく、「川西さんも参加していましたからね」な最後のアルバム『SPRINGMAN』がピーク……みたいなニュアンスのお話。
・ユニコーンメンバーそれぞれがシングルを出した話も出た。平山さんと民生さんの会話から、そこから解散までは自然な流れだった、むしろシングルを作った時点でそういう流れが始まっていた……ような?
<民生さんソロ話>
・ユニコーンが解散して「どうしたもんだか」とは思った。川西さんが先にバンド「VANILLA」を組んでいたので、最初はそこに(シングルの応援を)お願いして。ユニコーン最後のツアーでドラムを古田しーたかさんに頼んだので、そのツテでDSLとバンドをすることになった、と。「知り合いがあまりいないもんで(^^;)」。
・30歳になったら、若くないから「キャーキャー言われて雑誌取材が大変」なこともないし(よほどお嫌だったのですね!)、でもそれほど老いているわけでもないし、楽だろうな、とは思った。実際、楽だった。
・ソロになって自由なのは「誰とやるか」が好きにできること。不自由なのは、自分が動かないと何も動かないこと(笑)。バンドだと、誰かしら「よし次」みたいに動くから、その動きに乗っていればよかった……的なニュアンス。そういえば、昔のドキュメンタリービデオ(『VERYRUST……1』?)で、2枚目アルバムの打ち上げ時に「次は服部で!(笑)」(次に出すアルバムは『服部』というタイトルにしよう)みたいな誰かの声が入っていたかも。「誰かが動く」って、そんなふうに自動的に決まっていっていたのかな~? なんて思いました。
・アルバム『FAILBOX』でアメリカのミュージシャンとレコーディングしたのは大きかった。あれがあるから今につながっている、的な。へええ、それは知らなかった!
→ 同アルバムより「ロボッチ」
この辺りで、また集中が途切れます。N響アワーが……(^^;)。
・アルバム『OTRL』の話。※あっ、このタイトル、よく見たらがっかりしたときの絵文字「orz」みたい! 平山氏がリスナーにライブレコーディングについて説明。民生さんいわく、ライブ形式でのレコーディング自体は楽しかったんですって。限られた時間(3時間半?)で仕上げなきゃだから、あまり複雑なこともしなかったし。曲作りが大変っぽいけど、ライブ自体もそれほど手間ではない、とのニュアンス。その結果がなかなか良かったので、と平山さんは民生さんに「またやって」とリクエスト。
→ 同アルバムより「最強のこれから」
曲が明けて、平山氏が「またやってくれますか?(^^)」と。民生さん、「OK」的な、悪い感触ではないお答えをなさった気が(うろ覚え)。
<新作話>
・『サボテンミュージアム』のMVについて。自分のレーベルで予算がない分、たくさん作ろう、と。第7弾まで。影絵の制作がとくに大変だった。平山氏「何日かかった?」→民生氏「けっこうかかりましたよ」……ハサミを持つ手がプルプルする(だったか)くらい疲れたとか。Σ(゚д゚;))) 数日がかりだったのね……。
・MVの音は、アルバムと違ってとくに古っぽく加工した、と。あ、個人的にあの音がヨイ! と思ってたのに、アルバムはあの音では聴けないんだ……(×_×)。
→ 影絵話にちなんで、同アルバムより「白から黒」
・平山さんが昔「奥田民生がしゃべりまくるような企画」? でインタビューしたとき、民生さんは「そんなにしゃべらない人」ってことになった? 印象だった? (忘れた)けど、今日あらためて「おしゃべりな人」(尋ねたらちゃんとたくさん答えてくれるって意味で)とわかった(^^)……みたいなニュアンスの話。民生さんは「そっすかー?( ・´з・`)」的な反応だった気が?
→ 同アルバムより「明日はどっちかな」も流れたとプレイリストにあるけど、これはBGM的にチラッと流れたんだったかな。「え、聴いたことない曲が流れている!?」って思った記憶が。
------------------------------------------
……とまあ、覚えているのはこんなところ。なんせカニをほじりながらで、録音するどころかメモすらとっていなかったので(^^;)。ヌケ・モレ・勘違い等、多々あると思いますが、どうぞご容赦くださいませ。<m(_ _)m>
●平山さんがおっしゃるように、確かに民生さんは、たくさんしゃべりました。なんせ番組自体、1時間半もあったし!
何よりも、NHKだから変に脱線(笑)したりしないし、聞き手(?)が30年来のお知り合いの平山さんだったからかしこまることもないし、ものすごく自然体な感じで民生さんが話しているのが貴重でした。
ものすごくリラックスした雰囲気で、時に(結構)タメ口で(笑)、淡々と。民生さんらしく「○○がぁ~」の「が」が少し鼻にかかった音だったのも印象的。
そんなこと、どうでもいいか(^^;)。
1時間半で、ざっと民生さんの「これまで」を振り返った番組、でした。
話を聞いていて、「全体的に肩肘は張っていなくて、流れに乗っていたらスルスルッとここまで来た」的な印象が残りまして。
うーん、さすがPUFFYちゃんの師匠! (!?)
ホントはすごく精力的に活動してきているのにね( ´艸`)。野心がなく見える? ホントにない? ないんだろうなー。話を「取り繕う」感じは微塵もないし、昔からおっしゃることが変わらないというかブレていないし。
「スポットライトを浴びたい!」 → 「プロになってやる!」 → 「なった! 次は武道館だ!」みたいに意気込んでいるタイプとはまったく違うにもかかわらず、結果的にそれを成し遂げちゃっている、成し遂げたけど気負っていない……というね。
なんというか、いつもながら不思議な空気感、よね。
民生節、堪能いたしました♪
※流れがさっぱり思い出せないんだけど、「20代はとがっていなきゃいけないかな? とか思っていた」的な話の後かな? なんか「この方には地に足着いて、落ち着いた生活感を大事にされる方だなぁ(だから私は好きなんだなぁ……)」と思わされた話があった気がする~。どんな話だったかは忘れた~(^^;)。
※趣味の釣りの話もチラッと出た。解散していなかったら釣りはしていなかった、的な。
※あとね、個人的「あれだけマルチプレイヤーの民生さんが、なぜ鍵盤に手を染めないか」、時折気にはなっていたんですよ。『OTRL』の時なんかでも「弾かないことはない」けど、ユニコーンのライブなんかでも極力弾かない。むしろテッシーの方が鍵盤をよく弾いている(民生さんよりは)。その理由がわかった? 気がする。 → シンプルな音楽の方が好きだから、なのね!? 鍵盤には食指が伸びないのですね? ABEDONと有太さんがやってくれれば、それでいいというか。なんか妙に納得しちゃった(^^;)。どこかで読んだ「ユニコーンは焼き肉定食」(毎日食べたら胃に重い)というご発言ともつながります。でも、民生さんの音楽ってシンプルっぽく聴かせてはいるけど、弾いてみたりすると結構凝っていて、シロウトでは手こずったりするのよね~(^^;)。予定調和を外そう、外そうとされるから……。
来週は、三浦憲治御大がゲストだそうですよ! あ、民生さん、三浦さんが取材カメラマンの時は、短時間でバシッと撮ってくれるから楽だった、みたいなことをおっしゃっていましたね(^^)。
来週も聞かなくっちゃ~♪♪♪
【追記】 どこだったか記憶にないんだけど、この番組内で新作「ミュージアム」も聞いたんでした! パソコン×YouTubeと違って、クッキリした大変よい音で。んで、「ギターのほぼマイナーみたいな複雑なコードに絡むキーボードのご陽気なコード(の不協和音)」に、のけぞるほどの衝撃を受けました。この驚きはビートルズの「The Word」って曲を聴いたとき以来、です!(笑)
遅い夕食がいただきもののカニで、放送時間に身をほじくる作業が入ってしまい(笑)。しかもアテにしていたラジオが音が出ないとかNHK-FMが入らないとか、番組開始前にちょっとつまずき。
いやー、インターネットでリアルタイムに聞けてよかったです♪
→ NHK-FM(東京) https://www.nhk.or.jp/radio/player/?ch=fm
プレイリスト
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01.MTRY / 奥田民生
02.ミュージアム / 奥田民生
03.最強のこれから / 奥田民生
04.I saw her standing there / The Beatles
05.HIGHWAY STAR / DEEP PURPLE
06.DREAMIN’ / 子供ばんど
07.働く男 / ユニコーン
08.すばらしい日々 / ユニコーン
09.ロボッチ / 奥田民生
10.白から黒 / 奥田民生
11.明日はどっちかな / 奥田民生
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(番組サイトより引用)
第1回目は、「奥田民生の音楽ルーツとユニコーン~ソロ活動の歩み」といったところ。
ゲストという名の進行係(笑)が、長年のお知り合いである音楽評論家・平山雄一さんだったところから、実に適度にリラックスした、しかし濃いぃ話が聞けました!
内容で言ったら『どしたん』や『人に歴史あり』ほかで読んだことがあったりする話もあったんだけど、それからずいぶん時が経っている(笑)し、ご本人の口から直に聞けたというのは非常に貴重な機会だったかも(≧▽≦)
うろ覚えですが、アタマに残った話だけでもメモしておこうかと。
●最初の方は、ちゃんと聞けるラジオを探してバタバタしていたところだったので、聞き逃しました(;_;)。
新アルバムから「MTRY」がかけられたところから聞いたんだったか。
カニと闘ったり、家族に話しかけられたりテレビで遠慮なく大音量の「N響アワー」を見られたり(^^;)、なかなか集中できなかったんだけど、以下のような話が印象的でした。
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<民生さんのルーツ話>
・民生さんが初めて自分で買ったレコードは、「およげ、たいやきくん」(子門真人、1975年)か「ビューティフルサンデー」(田中星児、1976年)のどちらかだ、と。順番から「……たいやきくん」ですネ。「……たいやきくん」、ウチにもあったわ~(^^)。
- アーティスト: 田中星児,Svetozar Sisic,荒井由実,難波寛臣,サトウハチロー,Henry Clay Work,浜口庫之助,相沢靖子,矢野立美,Daniel Boone,山口洋子
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2015/05/27
- メディア: CD
・次に印象に残ったのは、中学生のときのビートルズ。シングルより、曲がたくさん入ったアルバムが欲しくて「『ロックン・ロール・ミュージック』というナゾの2枚組」(編集盤)を買ったそうな。
・ビートルズを聴いて、「のっぽのサリー(Long Tall Sally)」とか、初期の曲が好きだった? とにかくこの曲名が挙がった気がする(うろ覚え)。
・そのルーツのチャック・ベリーにも興味を持った、と。「何をやっているかわかる、シンプルな音」が良くて。「ピアノが入った時点で、何をやっているのかわからない。今なお」的な。Σ(゚д゚;))) ……あんだけ複雑なユニコーンをご自身でなさっていながらwww
・シンプルな音楽が好き、聴いて「自分も弾いてみよう」って思える音楽がいい、新作はそんな感じじゃないか……みたいなお話もあった気がする。けど民生の旦那、MTRYの演奏は「自分も弾いてみよう」とはとても思えませんぜ、演奏技術が高度すぎて(笑)。「弾いてみよう」と思えたのは、むしろユニコーンの『イーガジャケジョロ』以降のアルバムでございます、個人的には(笑)。
→ 番組内でビートルズの「I Saw Her Standing There」がかかる(以下同様)
※個人的にはこのチョイス、すごく意外だった。民生さんといえばジョンが好きなんじゃないかという気がしていたので。立て続けにポールのボーカル曲タイトルを口にされるとは……。全体的にNHK側の選曲かしらん?
・中学でギターを持ったけど、趣味の合う人は周りにいなかった? だっけ?
・高校で、ヘヴィメタブームだって言ったかな? ヴァン・ヘイレンだとかディープ・パープルだとか?(うろ覚え) バンドを組んでギターを弾いていたけど、速弾きは挫折。アマチュアバンドのイベントに行ったら、5組のうち3組くらいがパープルの「ハイウェイスター」を弾いていたような時代だったとか?
→ ディープ・パープル「HIGHWAY STAR」
※NHKらしく(?)、選曲がマニアックに走らず「えらくオーソドックス」( ´艸`)
・で、高校時代、イトコさんとバンドを組んでいた話とか。「RCサクセション」のライブに行ったり、「子供ばんど」とかがバンに機材を積んでツアーに来たのを見たりして、「バンドでスポットライトを浴びるということ」よりは「バンドマンとしての旅生活そのもの」みたいなことに憧れを抱いたとか。 ←この辺が民生さんらしい、と思いました。多分「内向傾向」なんじゃないかな。
※一般的な「内向的な性格」=おとなしい子……みたいなのとはちょっと意味合いが違ってて。平たく言うと、「見て見て~!」って自分の外に向かって積極的に働きかけ、外からの評価で満足するのが「外向」傾向、外からの評価に関係なく自分の思った基準を満たせていたら満足するのが「内向」傾向……と言ってよいかと思います。民生さんは後者の傾向が強いようにお見受けしています(^^;)。
→ 子供ばんど「DREAMIN’」
<デビューから解散までの話>
・周りの志を持った同級生たちが、「大阪に出てバンドを組んだ」などやっている中、民生さんもバンドは続けていたけど「東京に出てプロになる」とかは全然思っていなくて。思っていなかった人がプロになっているっていう(笑)。
・ユニコーン結成のいきさつ。川西さんとテッシーは広島では結構有名なバンドをやっていて(「ストリッパー」)。そこから誘われたけど1回断って。別の人とバンドを組もうと思っていたのに話が流れた。そこに、別ボーカルを立てていたけど辞められたユニコーンからもう1回話が来たんで、加入。
・曲を書いていたのはユニコーンの前のバンドから。
・東京に出るとは考えていなかった(意識していなかった、ってことかな?)。デビューが決まって周りから言われて「あ、東京に行くのか」と思った。
・ユニコーンがデビューした時代はいわゆる「バンドブーム」。それまではバンドでデビューするのは限られた精鋭だけだったが、誰も彼もがデビューした時代。流れに乗って動いていた(だったか)けど、「人と違うことをしなくちゃ」埋もれちゃう……みたいなことを考えていただったかなんだったか、そんな感じ。
・とにかく音楽のことがわかっていなかった。周りの大人……河合マイケルさんが幅広く音楽を聴く人で、いろいろ聴かせてくれたから、ロックに限らずいろいろ聴くことができた。側にいた大人が限られた音楽しか聴かない人だったら、ユニコーンもこんなにいろいろな曲調に手を広げていなかったと思う、的な。
・「武道館に行こう!」とか思っていなかった。流れで武道館ライブもやったけど☆ ←ユニコーンらしいや(^^)
・当時は雑誌取材がメチャクチャ多かった。たくさん時間を取られて本当にイヤだった。
この辺りで、個人的にちょっと集中が途切れます。カニが……(^^;)。
→ そうだ、ユニコーンの「働く男」が流れたか
→ ユニコーンの代表曲ってなんすかね? 大迷惑? みたいに言いながら「すばらしい日々」もどこかで流れたっけ
・インタビュアー(?)平山さんに「解散前ユニコーンのピークはどの辺りと考えるか」聞かれ、「ピークぅ?」と本気で悩む民生さん。その辺りのことはあまり意識なさっていない感じが、ヒシヒシと伝わりました(笑)。 → 「最後(解散前)」とのご回答。「あ、でも川西さんが脱退したんで……」最後のツアーではなく、「川西さんも参加していましたからね」な最後のアルバム『SPRINGMAN』がピーク……みたいなニュアンスのお話。
・ユニコーンメンバーそれぞれがシングルを出した話も出た。平山さんと民生さんの会話から、そこから解散までは自然な流れだった、むしろシングルを作った時点でそういう流れが始まっていた……ような?
<民生さんソロ話>
・ユニコーンが解散して「どうしたもんだか」とは思った。川西さんが先にバンド「VANILLA」を組んでいたので、最初はそこに(シングルの応援を)お願いして。ユニコーン最後のツアーでドラムを古田しーたかさんに頼んだので、そのツテでDSLとバンドをすることになった、と。「知り合いがあまりいないもんで(^^;)」。
・30歳になったら、若くないから「キャーキャー言われて雑誌取材が大変」なこともないし(よほどお嫌だったのですね!)、でもそれほど老いているわけでもないし、楽だろうな、とは思った。実際、楽だった。
・ソロになって自由なのは「誰とやるか」が好きにできること。不自由なのは、自分が動かないと何も動かないこと(笑)。バンドだと、誰かしら「よし次」みたいに動くから、その動きに乗っていればよかった……的なニュアンス。そういえば、昔のドキュメンタリービデオ(『VERYRUST……1』?)で、2枚目アルバムの打ち上げ時に「次は服部で!(笑)」(次に出すアルバムは『服部』というタイトルにしよう)みたいな誰かの声が入っていたかも。「誰かが動く」って、そんなふうに自動的に決まっていっていたのかな~? なんて思いました。
・アルバム『FAILBOX』でアメリカのミュージシャンとレコーディングしたのは大きかった。あれがあるから今につながっている、的な。へええ、それは知らなかった!
→ 同アルバムより「ロボッチ」
この辺りで、また集中が途切れます。N響アワーが……(^^;)。
・アルバム『OTRL』の話。※あっ、このタイトル、よく見たらがっかりしたときの絵文字「orz」みたい! 平山氏がリスナーにライブレコーディングについて説明。民生さんいわく、ライブ形式でのレコーディング自体は楽しかったんですって。限られた時間(3時間半?)で仕上げなきゃだから、あまり複雑なこともしなかったし。曲作りが大変っぽいけど、ライブ自体もそれほど手間ではない、とのニュアンス。その結果がなかなか良かったので、と平山さんは民生さんに「またやって」とリクエスト。
→ 同アルバムより「最強のこれから」
曲が明けて、平山氏が「またやってくれますか?(^^)」と。民生さん、「OK」的な、悪い感触ではないお答えをなさった気が(うろ覚え)。
<新作話>
・『サボテンミュージアム』のMVについて。自分のレーベルで予算がない分、たくさん作ろう、と。第7弾まで。影絵の制作がとくに大変だった。平山氏「何日かかった?」→民生氏「けっこうかかりましたよ」……ハサミを持つ手がプルプルする(だったか)くらい疲れたとか。Σ(゚д゚;))) 数日がかりだったのね……。
・MVの音は、アルバムと違ってとくに古っぽく加工した、と。あ、個人的にあの音がヨイ! と思ってたのに、アルバムはあの音では聴けないんだ……(×_×)。
【早期購入特典あり】サボテンミュージアム(応募券付きRCMR特製ステッカーサボテンver.付)
- アーティスト:
- 出版社/メーカー:
- 発売日: 2017/09/06
- メディア: CD
→ 影絵話にちなんで、同アルバムより「白から黒」
・平山さんが昔「奥田民生がしゃべりまくるような企画」? でインタビューしたとき、民生さんは「そんなにしゃべらない人」ってことになった? 印象だった? (忘れた)けど、今日あらためて「おしゃべりな人」(尋ねたらちゃんとたくさん答えてくれるって意味で)とわかった(^^)……みたいなニュアンスの話。民生さんは「そっすかー?( ・´з・`)」的な反応だった気が?
→ 同アルバムより「明日はどっちかな」も流れたとプレイリストにあるけど、これはBGM的にチラッと流れたんだったかな。「え、聴いたことない曲が流れている!?」って思った記憶が。
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……とまあ、覚えているのはこんなところ。なんせカニをほじりながらで、録音するどころかメモすらとっていなかったので(^^;)。ヌケ・モレ・勘違い等、多々あると思いますが、どうぞご容赦くださいませ。<m(_ _)m>
●平山さんがおっしゃるように、確かに民生さんは、たくさんしゃべりました。なんせ番組自体、1時間半もあったし!
何よりも、NHKだから変に脱線(笑)したりしないし、聞き手(?)が30年来のお知り合いの平山さんだったからかしこまることもないし、ものすごく自然体な感じで民生さんが話しているのが貴重でした。
ものすごくリラックスした雰囲気で、時に(結構)タメ口で(笑)、淡々と。民生さんらしく「○○がぁ~」の「が」が少し鼻にかかった音だったのも印象的。
そんなこと、どうでもいいか(^^;)。
1時間半で、ざっと民生さんの「これまで」を振り返った番組、でした。
話を聞いていて、「全体的に肩肘は張っていなくて、流れに乗っていたらスルスルッとここまで来た」的な印象が残りまして。
うーん、さすがPUFFYちゃんの師匠! (!?)
ホントはすごく精力的に活動してきているのにね( ´艸`)。野心がなく見える? ホントにない? ないんだろうなー。話を「取り繕う」感じは微塵もないし、昔からおっしゃることが変わらないというかブレていないし。
「スポットライトを浴びたい!」 → 「プロになってやる!」 → 「なった! 次は武道館だ!」みたいに意気込んでいるタイプとはまったく違うにもかかわらず、結果的にそれを成し遂げちゃっている、成し遂げたけど気負っていない……というね。
なんというか、いつもながら不思議な空気感、よね。
民生節、堪能いたしました♪
※流れがさっぱり思い出せないんだけど、「20代はとがっていなきゃいけないかな? とか思っていた」的な話の後かな? なんか「この方には地に足着いて、落ち着いた生活感を大事にされる方だなぁ(だから私は好きなんだなぁ……)」と思わされた話があった気がする~。どんな話だったかは忘れた~(^^;)。
※趣味の釣りの話もチラッと出た。解散していなかったら釣りはしていなかった、的な。
※あとね、個人的「あれだけマルチプレイヤーの民生さんが、なぜ鍵盤に手を染めないか」、時折気にはなっていたんですよ。『OTRL』の時なんかでも「弾かないことはない」けど、ユニコーンのライブなんかでも極力弾かない。むしろテッシーの方が鍵盤をよく弾いている(民生さんよりは)。その理由がわかった? 気がする。 → シンプルな音楽の方が好きだから、なのね!? 鍵盤には食指が伸びないのですね? ABEDONと有太さんがやってくれれば、それでいいというか。なんか妙に納得しちゃった(^^;)。どこかで読んだ「ユニコーンは焼き肉定食」(毎日食べたら胃に重い)というご発言ともつながります。でも、民生さんの音楽ってシンプルっぽく聴かせてはいるけど、弾いてみたりすると結構凝っていて、シロウトでは手こずったりするのよね~(^^;)。予定調和を外そう、外そうとされるから……。
来週は、三浦憲治御大がゲストだそうですよ! あ、民生さん、三浦さんが取材カメラマンの時は、短時間でバシッと撮ってくれるから楽だった、みたいなことをおっしゃっていましたね(^^)。
来週も聞かなくっちゃ~♪♪♪
【追記】 どこだったか記憶にないんだけど、この番組内で新作「ミュージアム」も聞いたんでした! パソコン×YouTubeと違って、クッキリした大変よい音で。んで、「ギターのほぼマイナーみたいな複雑なコードに絡むキーボードのご陽気なコード(の不協和音)」に、のけぞるほどの衝撃を受けました。この驚きはビートルズの「The Word」って曲を聴いたとき以来、です!(笑)
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