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チャック・ベリー追悼 [★音楽]

昨日、チャック・ベリーが亡くなったそうな。享年90歳。

「1950年代に活躍して、2017年現在70代のミュージシャンたちに影響を与えた、すごく昔の人」との印象だったので、逆にまだご存命だったことに驚いてもいる……かも。若いうちから花開いた「ロックンロールの王様」だったのですね。

残念ながら、チャック・ベリーのオリジナルにはまったく詳しくない。オリジナルも確かベストアルバムくらいは1枚聴いたけど、オリジナルよりカバー曲を聴いて育った(?)世代なので「素材やねぇ~、元曲やね~」くらいにしか思っていなかった。個人的に「生っぽい素材」よりは「ちょっと手を加えてひねった料理」に惹かれる方なので。

でも、本当に演奏家としてセンスの高い人でもあったのは、ちょっと前にテレビで観て知った。

いつ放送された何の番組だったか、いつ頃の映像だったのか、まったく覚えていない(^^;)。チャック・ベリーとローリング・ストーンズのキース・リチャーズがスタジオセッション! みたいな場面。ワタシから見たらキース・リチャーズだって強面の大御所。なのに、そのキースがチャックにダメ出しされてふてくされていた。でもチャックのダメ出しは確かな指摘だったらしく、演奏し直したら何かが決定的に違ってて。満足げに演奏にノリだすチャック……みたいなの。

カッコ良かった。さすが「ロックンロールの祖!」って感じで。

せいぜいそのくらいしか語れませんが……ご冥福をお祈りします(-人-)。




●訃報を聞いてチャック・ベリーのカバー曲を探し、思った以上に聴いたことがある曲が多くて、うなった次第。好きだった曲だけメモ。


セントラルパーク・コンサート

セントラルパーク・コンサート

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Sony Music Direct
  • 発売日: 2003/12/17
  • メディア: CD
※収録曲のうち「メイベリン」がチャック作品。選曲がサイモン&ガーファンクルらしくないように見えるけど、彼らも確かデビュー前の「トム&ジェリー」時代はロックンロールを指向していたんじゃなかったっけ。だからその当時好きだった作品を再結成で歌った……とかじゃなかったかなぁ。知らないけど。余談だけど、この曲がワタシが初めて聴いたロケンロール曲w かつ、S&Gの声のおかげで原曲の持つワイルドさがマイルドになり、それでも残る「チャック作品のノリの良さ」にときめいたものでした♪


ウィズ・ザ・ビートルズ

ウィズ・ザ・ビートルズ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2013/11/06
  • メディア: CD
※最近、当記事のどこかで見たね!? ジョージが歌う「ロール・オーバー・ベートーベン」がチャック作品のカバー。ほのかになまっているっぽいジョージボーカルがカワイイ1曲。チャックさん、ジョージより長生き……。


ビートルズ・フォー・セール

ビートルズ・フォー・セール

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2013/11/06
  • メディア: CD
※その名も「ロック・アンド・ロール・ミュージック」がチャック作。ジョンのボーカルがイカス! 個人的にこの通称「フォーセール」、すごく好きな曲が多いんだけどね? ビートルズがすんごく忙しかったころの作品で、15曲中7曲(メドレー含む)がカバー曲。だからか、ファンの間でも「このアルバムが好き♪」っていう話はあんまり聞かないような……??? 個人的に好きなんだけどね?(2回目)


ライヴ・アット・ザ・BBC

ライヴ・アット・ザ・BBC

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ユニバーサルミュージック
  • 発売日: 2013/11/11
  • メディア: CD
※正規アルバム以外のライブ音源・トークなんぞを集めたアルバム。「トゥ・マッチ・モンキー・ビジネス」「ジョニー・B.グッド」「メンフィス・テネシー 」「スウィート・リトル・シックスティーン」がチャック作のカバー曲(by Wikipedia)。正直、持っているけど全部は聞き通していない(^^;)。解説書をザッと眺めたら、同アルバムにチャック作品は8曲くらい? 収録されているとのこと。時間ができたらあらためて追加するかも(しないかも)。

ビートルズだけでもチャックのカバー、他にもあまたございますようですが、ワタクシはこの辺で既にわからなくなっている(爆)ので、割愛。

とにかく、このたびの訃報にリンゴやミックやブライアンが哀悼の意を表している……とのことです(冒頭リンク・NHKニュースサイトより)。ビートルズもローリング・ストーンズもビーチボーイズもチャック・ベリーに多大な影響を受けているのは間違いない。


●余談。上記「ライヴ・アット・ザ・BBC」(通称「BBC」)のこと。

ジョンが歌う「トゥ・マッチ・モンキー・ビジネス」「メンフィス・テネシー」は、血の気が多いボーカル(?)で、非常にカッコいいです。これらだけはそのむかし衝撃を受けて以来、何度聴いた事やら! バック演奏も、ビートルズにクラシック音楽の要素が入る以前(?)なので非常に荒々しい雰囲気を漂わせているのが印象的。個人的には「メンフィス・テネシー」のベースをコピーしたものの、出だしの拍がどうしてもとれず挫折した記憶w

カッコイイのだけど……ビートルズ初期のライブ音源でしてね? まだ「生っぽい」んですわ。もうちょっと「ひねった」音楽が好きらしい(?)ワタクシ、上記2曲を除いてはほぼ聴いていないかも。

しかし。

ビートルズコピー業界(?)ではこのアルバム、非常に人気が高くてですね。っていうか業界自体、この辺りの「初期」ビートルズを好きな人がホントに多くてですね。なんでビートルズのコピーをやろうって言う人のほとんどは初期ファンなんだろう? って思うくらい、中期後期ファンに出会うことは少ないかも。「なんで」って、理由は明白。中期後期は「ライブでは再現しがたい」「実験音楽的」作品が多くなるから。シロウトがコピー演奏する気にはなれないような、ね。後期曲を中心にコピーしているバンドは、かなりレベル高いです!

というわけで一緒にバンドをやろうとしている人が「BBCの曲、やろう!(≧▽≦)」なんて言い出すと、正規曲しか聴く気になれなかったワタクシ、「音楽性の違い」で涙目になります(^^;)。つまり……それだけ「チャックベリーが興したロックンロール」色が近い、「素材っぽい」音のライブ音源なのだろうと思います。

んで、その「ビートルズ初期の素材っぽいロックンロールを好きな人が非常に多い」(ワタクシ周り調べ)ということは、チャック・ベリー的音楽が好きな人も相当多いことが推測されます。

よくわかんなくなってきた(笑)けど、チャック・ベリーがいなかったらビートルズもローリング・ストーンズもビーチボーイズもいなかった……もしくは今ほどカッコよくなかったかもね? 現代の音楽業界は全然違うことになっていたかもね?

ひとつだけ言えるのは、チャック・ベリーの原曲は聴いたことない世代の人ですら、間接的に知らず知らずのうちに、その作品に魅了され影響を受け続けている……ということなのであります。それだけは間違いないと思います。

例)若いミュージシャン < ユニコーン < ビートルズ < チャック・ベリー。

「若いミュージシャン」にどの辺りが入るのか知らないのがイタイですが(^^;)、若い人がユニコーンの影響を受けたって話はチラホラ目にするので。多くのミュージシャンが「影響を受けた先」をたどっていくと、そのうちたどりつく人物、そのうちの一人がチャック・ベリーさんなのであります。


さて。とっちらかりました。
今宵は「BBC」の「メンフィス……」でも聴きながら眠りに就くこととしましょう……。オリジナルは持っていないので。ゴメンナサイ。


バック・トゥ・ザ・フューチャー [DVD]

バック・トゥ・ザ・フューチャー [DVD]

  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
  • メディア: DVD
※チャック・ベリーが現在に至るまで、どれだけ多くのミュージシャンに影響を与えたか……を実感したうえで見ると、小ネタで大笑いできる映画。






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