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あまちゃん内のパロディー(とくに第18週第5話) [ ・クドカン世界&『あまちゃん』]

●個人的にパロディーって大好き。

古くは和歌の「本歌取り」に始まり、現代の音楽やドラマに至るまで、上手なパロディーの作者って、なんてウィットに富んでクレバーなんだろうね、とほれぼれ感嘆する。

ワタシがビートルズやユニコーンが大好きな理由の三分の一くらいは、その辺にあるんだろうと思う(笑)。そのくらいパロディーが好き。

さて。

『あまちゃん』第18週の金曜日、その大好きなパロディーに大笑いしました……

と言いたいところだけど、笑う一方ではなくて……。


●本日の主人公の母・春子さん(キョンキョン)と、因縁のある「太巻」氏(古田新太)のバトルは、これまでになく非常にシビアでした! 春子さんの啖呵に胸がすく思い。(いつ「あほんだら、あほんだら、あほんだら……」が出るかとヒヤヒヤした ^^; )

ところがそのシビアな場面に、太巻氏の密着取材カメラが入っていて。その名が『プロダクトA』。って、NHKの『プロジェクトX』のパロディーじゃないですか(笑)。ちょいと前に人気だった、企業戦士などに密着するドキュメンタリーの。

しかも、ただタイトルだけ似せたっていうんじゃない。ちゃんと画面隅に「語り 田口トモロヲ」って!(笑) 本家『プロジェクトX』のナレーター! ナレーションの文体も、これでもかと本家に近づけた、接続詞のないぶっきらぼうさ。

NHKドラマが、NHKドキュメンタリーのパロディーをした。これってNHKにしちゃ画期的では?(笑)

そして「一般人&部外者」である春子さんのプライバシーに配慮して、顔にボカシが入り、声が変えてある(笑)。そうか制作者側からはそう見えるのね(爆)。

シビアな場面なのよ? 主人公の今後がどうなるかに大きく関わる……。これまで積み重ねてきた怒りを一気に吐き出す激しい対決、いわば山場なのよ。それなのに。

ハラハラしながら大笑いさせていただきました(^_^)。

ドラマがストーリー展開上、シビア。けどシビア一方にならないよう、パロディーでバランスが取ってあるのですね。

「大笑い」のち「せつなさに感情移入」のち、感嘆いたしました。ああ、忙しい(笑)。

「あまちゃん」は、毎日、ストーリー展開も小ネタもビッシリ詰まっていて、飽きないドラマです。

ここ1、2週間で、同じくクドカン作『うぬぼれ刑事』で荒川良々(よしよし)さんの役が口癖だった「かしこまり!(かしこまりました)」も聞いたよ?

ドラマ中、80年代の歌番組のタイトルが『夜のベストヒットテン』だったのも笑った~。『夜のヒットスタジオ』と歌謡曲番組の王者『ベストテン』の掛け合わせだもの(^^)。

昨日だったか、春子さんが「薄汚いシンデレラ」呼ばわりされたんだけど、それもなんと、春子さん演じるキョンキョンの「初主演連続ドラマ」のパロディーだったのね! それは知らなかったわ~。

「わかる人だけ、わかればいい」(by 花巻さん)ギャグが、てんこ盛りであります。

あ、ずっと前の、花巻さんの「海女~ソニック」および、「レディー・ガガ」連発後の「レディオ・ガガ」(「レディー・ガガ」名の元ネタ)もね。(この辺、我が家の高齢者はついていけず。解説を求められ、1回目の放送はちゃんと集中して見られない ^^; )

いや~、パロディー万歳♪

昨日今日ぐらいのタイミングで、撮影は終わったそうで。

キャストの皆様、お疲れ様でした。

視聴者は、これから存分に泣き笑いさせていただきます~(^^)。


●さて。ど~でもいいですけどね。ストーリーの方が混迷を極めている。

なので、どこの掲示板も見ず、外部からの確かな情報を得ずに、ドラマの流れと現実の時代の流れから、一視聴者として今後を勝手に妄想。

・水口さん(松田龍平)は……今日で主人公アキちゃんと縁が切れるキャスティングではないな。
 → 太巻氏にたてつくシーンで、本日終了。これまで描かれてきた情熱から察するに、その後、太巻氏から独立でもして、GMTをデビューさせたりして!?
 → 三日後の放送で、あっさり独立(笑)。

・春子さんが、今日の放送で見たこともないような複雑な表情をしてたな。
 → 自分についてきてくれようとするアキちゃんに、何が何でも、「自分が見られなかった景色を見せよう」と決心した?
 → 思い詰めた雰囲気だとは思ったけど、翌日の放送でまさかあんな決断をするとは思わなかったね~! ホント、先が読めません!!

・劇中歌「地元に帰ろう」は、今の形よりも、もっと大化けする曲かもね? 今はすごく伴奏も簡単な感じで、作り込まれていない。
 → 当分は現実の音楽市場では発売もしないでしょう。んで、しかし、ドラマではイヤでも震災の年が近づいている。「地元に帰ろう」というフレーズが、大変な意味を持つに違いない。
 → 曲があっさりしているのは最初の辺りだけ。最後はサンバで「じぇ~っ!」という元気な終わり方でした♪

・んじゃ、アキちゃんは地元に帰るのか!?
 → 何の根拠もなく、何となく「震災後に帰るのだろう」と思う。んで、「潮騒のメモリーズ」再結成、地元が元気になり、復興に向かう……??

・「ずぶん(種市)」先輩も、南部ダイバーとして地元に帰る気がするなぁ……。
 → ただし、ユイちゃんと交際が続くのかどうかは、まったく予測不能。アキちゃんは三角関係なのか!? ストーブさんは「ヒロシです……」で、悲しい立場のままか!?
 → ストーブさん、とりあえず三日後の第19週月曜日では、もっと悲しい立場に(泣笑)。最後、美寿々さんとハッピーになるとか、何とか幸せになってほしい、哀愁のキャラクター。

・あ、春子さんと正宗さん(元夫)と、大吉さん(幼なじみ)との三角関係も予測不能~。
 → 元の鞘に収まるのか!?!?

ああ、愛着あるキャラの皆さん、みんな幸せになってほしいねぇ……。

……クドカン脚本は、いつも凡人の予想を遙かに超える。思いもしない結末を持ってくる。だから、こんなつまらない予測は意味のないこと。

どんなストーリー(とパロディー)が待っているのか、9月末まで毎朝楽しみ♪





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