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「Smoky」、16ビートの裏拍 [ ・Charさんと「Smoky」と]

2011年秋、「三人の侍」による演奏で、すっかりCharさんの「Smoky」中毒に。
HDD内の以下ライブ映像をつなげて編集し、内職の合間に聞き比べ。

(1)2010年春、旧NHK教育テレビ『めざせ!ロック・ギタリスト』での
   Charさん+ますだおかだの増田さんほかによるバンド演奏
(2)同年末のNHK『ロック誕生 ~ニッポンRock40年~』での
   「JOHNNY, LOUIS & CHAR」(のちのピンククラウド)による1980年のバンド演奏
(3)今回のCharさん・民生くん・まさよしくんによるラテンバージョン演奏
   ※リンク先は、いずれも当ブログ内の記事。

同曲の聴かせどころである「ンジャッジャッジャ、ンジャッジャッジャ……」って刻み。
あれが難しい。Charさんいわく、「16ビートの裏拍」だって。
プロの大物ドラマーですら「三三七拍子」みたいに捉えた人がいたそうな。

バンド演奏バージョンを聴いたときは、その「16ビートの裏拍」がまったく理解できず。
「三人の侍」バージョンを聴いてやっと、皆さんが何をなさっているのか
少ぅしだけ理解したのね(^^;)。
今回は「読譜が苦手・リズム音痴・ドシロウト」が16ビートを理解する道のり…についての記事。


●16ビートとは、4拍子の1小節に音を16個入れることだ、と思いましょう。
言葉で表現したら、1小節に「タカツク、タカツク、タカツク、タカツク」と16文字唱える。
それと同じだけリズムが刻まれているビート……だと思う(多分)。

それを踏まえて、「Smoky」の、例の1小節を図にしてみました。
1小節を16個に区切り、音が入る箇所に「●」を記入。
比較として「三三七拍子」の冒頭も一緒に(笑)。
smoky16ビート.JPG
※クリックで別窓に拡大表示できます。

……これを見るに「Smoky」と「三三七拍子」では、休む箇所と
1小節の中で音が入る回数(●の個数)は同じなんだけど、タイミングがズレてるのね?
「三三七拍子」の方は、各拍のどアタマで音が入るのに対し、
「Smoky」の方は、そのキッチリ十六分の一拍後ににビシッと入る、という……。
図で見ると結構違うよね、やってること。
でもシロウトには同じに聞こえてしまったんだなぁ……(;_;)。


●そもそも16ビートというのは、リズムが細かくて感覚的につかむのが難しい気がする。
その難しい16ビートの、さらに裏拍となると……お手上げ。
どうやって16ビートの裏拍を身につけよう? 以下、シロウトの手探り。

 → 4拍子の指揮を振っている間に、
    口で「タカツク、タカツク、タカツク、タカツク」と16文字言ってみる。
    一振りで「タカツク」一つ。

それを踏まえて聴き直したのが、上図。
「Smoky」出だしの「ンジャッジャッジャ、ンジャッジャッジャ」の箇所を確認すると。
音のあるところは「ク、ツクク、ツク」の「カ」と「ク」の部分。

なるほど、「タ」「」「ツ」「」の「」や「」が、「16ビートの裏拍」なんだね。
ある曲が16ビートか否か見分けるには、楽曲のリズムが
「タカツク」の「カ」や「ク」を刻んでいるかどうか考えればいい……!? わかんないけど。


バンドの「Smoky」(以下、バンド)は、聴いていたら冒頭から迷子になるのに、
ラテンバージョンの「Smoky」(以下、ラテン)は何となくわかった気にさせてくれる。
何が違うのか聞き比べておりましたら……。

ラテンの冒頭では、Charさんがミュートで「(ジャカ)」と16ビートの刻みを入れている。
さらに(山崎)まさよしくんが、タンバリンで「(トト)」と軽く叩いて、
前奏まえの音がない時間の正しいビートの刻みを教えてくれている。
下図左端の白い二マスが、その箇所。
111128_Smoky図.JPG

この二マスのおかげで、次の16分休符(1小節目1拍目のアタマ)が
ワタクシのようなドシロウトでも何となくつかめます♪
バンドバージョンの方では、ドラムが何をなさっているのか、なぜか未だに理解できず(^^;)。
バンドだとリズムが理解できないのは、なんでだろー!?
裏拍で曲が始まる「惹起」って、表拍に聞こえちゃって個人的に苦手(×_×)。だからかな?
楽譜を確認しろよって話ですが、楽譜見たところで身体的にタイミングがつかめない、
リズム音痴なものですから……。



●音楽は、アタマで理解しただけでは、まだ半分。
どうせならこの「16ビートの裏拍」感覚、身につけたい。
と思ったけど……。

ワタクシ、ピックでギターはあんまり弾けないし、内職の休憩時間は真夜中だし。
なので、エアギターで録画映像に合わせてピッキング。
おぉ、どうやらCharさんは「ンジャッジャッジャ……」の部分の音は
ちゃんとアップピッキングで弾いておられるのね! 
1拍目のダウンピッキングは空ピックで。

音のある箇所だけをダウンピッキングする……っていうのは、身体の中で1小節のリズムが16分割できていないってこと!?(ワタシがそう!) ヤマカンで「だいたいこの辺りに音を入れておけ」って漠然と弾いているだけだから、時によってリズムがマチマチになってしまって……。下手すると完全に「三三七拍子」方面に行ってしまう……というわけですね(^^;)。大事だなぁ、空ピック。
【追記】Charさんも、エレキギターの時はダウンピッキングだった……。ナゾ!

録画に合わせたのでは、テンポが速すぎてキチンと出来ていなくても確認できない。
次に時間ができたら、メトロノームに合わせてゆっくり
「ダウン空ピッキング+アップピッキング」を練習する必要がありそう。

この曲の難しいところは、上の図の「3小節目」は、
裏拍ではなく表拍(ダウンピッキング)であること。
ここでワタシは動きがもつれる。何度エアーで練習しても。
昨日、この箇所だけ繰り返し録画を見て、本日は仕事道具の右腕が筋肉痛。
本当は多分、腕が筋肉痛になっちゃいけないんだよね?
ピッキングって、きっと手首でアップダウンさせるんだよね?
普段ベースも指弾きだから、下手くそだわ~。


いや~、ミュージさん(by 川西さん)って、すごいことやってるのね。
ミュージさんでもないのに、冒頭の番組(1)で増田さん、よく弾けたね!
もともとCD出すくらい音楽の素養がある方だったとはいえ、スバラシすぎる!

……ということが、ようやく判明した晩秋なのでありました。


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