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映画『ゴールデンスランバー』 [★映画・ドラマ・テレビ]

●2011年10月1日に録画しておいた映画
ゴールデンスランバー』を拝見。2010年公開。

映画タイトルがビートルズ『アビー・ロード』内の曲タイトルだから気になっていた(^^)。
……っていうのもあるけど、それだけじゃない。
公開当時に試写会レビューをどこかで読んで
「何だかおもしろそうだ」と思った記憶があったので。

いや~、面白かった~!
そもそもの設定が理不尽なのにも関わらず、面白かった~。

すべての登場人物&エピソードにムダがなくて、ビッチリ濃い!
どうする? どうなる? って、ドキドキハラハラに引き込まれました。
「最後、そうくるか~!」って面白さ。


ゴールデンスランバー [DVD]

ゴールデンスランバー [DVD]

  • 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
  • メディア: DVD

鑑賞中に、ふっと「この手の、気持ちの真っ直ぐな青年役をやらせるなら、
堺雅人さんを置いてほかにはいないわね」と何度も思う。
大河ドラマ「篤姫」の徳川家定役同様、ほんわかしているようで、
時にカミソリのような鋭さをチラと見せる役、とってもお似合いです♪

主人公のお父さん(伊東四朗)と、最後の方、「結末」を説明しすぎず
見せていくシーン辺り、ホコッとジワッとした気持ちにさせられました。
あの一連のシーンはいいねぇ。

主人公に対する、先日歌舞伎界進出を発表した香川照之さんの怪演も、見物!

映像には映像で、印象的なシーンを巧く見せている面白さもあるんだけど、
反面映像にすると「あり得なく感じられた」場面もちょっとあったので、原作も読んでみたくなり。

ゴールデンスランバー (新潮文庫)

ゴールデンスランバー (新潮文庫)

  • 作者: 伊坂 幸太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/11/26
  • メディア: 文庫

アビイ・ロード ← 「Golden Slumbers」原曲収録アルバム♪



●映画には満足したものの、ちょっとした群像劇である当作の登場人物たちが、
ビートルズについてちょっと詳しすぎ(^^;)。

ビートルズの楽曲「Golden Slumbers」は、
アルバム『アビー・ロード』がレコードだった時のB面に収録。
このB面には、いわゆる「B面メドレー」が入っている。その中の1曲。
「B面メドレー」っていうのは、ビートルズの各メンバーが作った小品をつなげたもの。
小品の寄せ集めながら、ファンの間ではものすごくカッコイイ、神聖視されているメドレー。
例えるならユニコーン『Z2』が、非常にポジションが近い気がする……!?!?

……ではあるんだけど、一般的にはビートルズの中では超マイナーな存在である気がする。
ベスト盤には絶対入らないし、後追いファンでも曲タイトルまで把握している人は相当コア。
リアルタイムを知っている世代なら、多くが歌えるだろうけど……(?)。

原作者は1971年生まれ、ビートルズは完全に後追い世代。
後追いで、音楽サークル以外の面々で「B面メドレー」の1曲を正確に歌えて
メドレーの成り立ちまで知る人たちなんて……
かな~りなビートルズ「ヲタクたち」って気がするんだけど……??

いったい「時代設定はいつだろう?」と疑問に思ってしまった。
ま、いいけど(^^;)。


映画の作中、早々にBGMで「Golden Slumbers」のカバーが流れる。
原曲をイヤというほど聞き込んできたワタクシには、出だしのギターに違和感が。
あの曲は「7th&9th」コードが肝だと思っているので、そこをやや崩されて「イヤ~ン」(^^;)。
ま、カバーですから……原曲通りだったら単なるコピーになっちゃうから……
いいんですけどね。いいんだけど……派手すぎるシンバルも気になるぅ……。
ビートルズ楽曲の著作権は厳しいからね、原曲は使えなかったんだね……。
登場人物たちに合わせてついつい口ずさみつつツッコミ入れるこちらも、相当のヲタクね(^^;)。



でも他の作中音楽は全部好み。アコースティックギターが主のスタイル。
ビートルズと……ボブ・ディラン辺りを好きそうな音だな、と気にかかってた。
あ、斎藤和義さんでしたか!

ゴールデンスランバー~オリジナルサウンドトラック~

ゴールデンスランバー~オリジナルサウンドトラック~

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2010/01/27
  • メディア: CD

斎藤和義さん、ユニコーンがらみで見聞きすることも多い。けどオリジナルはあまり知らない。
このサウンドトラックは「Golden Slumbers」には抵抗があるものの、
他の曲をちゃんと聞いてみたいものであるよ……と思ったのでした。


ビートルズファンとしては、その辺にわずかな違和感を持ちはしたものの、
本筋とは一切関係ありません。
映画自体は、本当に引きこまれてしまうエンターテイメントでございました♪



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