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『Z』初回限定DVD感想(2) [ ・ユニコーン関連]

●ユニコーンのアルバム『Z(初回生産限定盤)(DVD付)』付属DVD後半、
「Uc Goes To Hollywood Part2」部分を、やっと見ているわけです。
※感想(1)は、コチラ

前半のSMAイベントライブ……にも愛すべき点がたくさんあるのですがさておいて、
後半、ロスでのアルバムメイキング映像の感想を。

第1印象、前回のシングル&アルバム付属DVD「バンドやろうぜ!」と比べると、
カラーがかなり違う。

前回は、レコーディングでも「和気あいあい部分」が中心。
大笑いしている場面が大半で、久し振りのユニコーンが
レコーディングを楽しんでいる感触がよくわかった。

そのうちのインタビューで、ユニコーンってバンドは「音に求めるレベルがシビア」
「笑っているけど頑張るところでは頑張っている」みたいにメンバーが語っていた部分が、
今回のDVDで紹介されている感じ。前回とは切り口が違うような。
楽しいけど、「メンバー爆笑」の楽しさではなく、マジメな音作りの楽しさが伝わるような。


アルバムの曲がある程度アタマに入ったところで見ると、
「おぉ~、こんな細かいところまで話し合って詰めたんだ~」
「各メンバーのデモ曲に対して、それぞれが真剣に『よりよくなる』点を探っているんだ~」
……みたいなシーンが多く挿入されているとわかり、非常に興味深いです。

んで、レコーディングと並行して公式サイトで公開されていた
O(オー)点観測」の映像も、時々入っていますね♪

「ユニコーンの音へのこだわり」具合を覗いてみたい方には、一見の価値あり!!!

以下、個人的な感想。


●アルバム付属DVDで、個人的に印象に残ったところだけ、ピックアップ。
今回は「レコーディング合宿」部分より、音作りの場面に非常に興味あり。

まず全体的に、チラッと聞ける各メンバーが作ってきたデモ演奏と
5人で試行錯誤して出来上がった音の、あまりの違いに感動。
デモ曲って、凝って作り込んであっても、やっぱりどこか音が平たい。
「5人が、演奏しながら音を練り上げていくことの意味」を痛感。


・「手島いさむ物語」……個人的に「わ~らぁ、なんなら~」に尽きます(笑)。(リンク先後半)
曲構成も、メンバーが「こっちの方がいい」って言って、決定するのね。
一人の思い込みだけでは曲アレンジが進まないところが、よき化学反応。

・ギターの譲り合い(笑)……「手島いさむ物語」では民生さんが
「テッシーのギター2本の方が……」、「AGONY」ではテッシーが
「広がる部分は民生のギターの方が……」みたいなことを。
「オレがオレが、ではなく、キミがキミが」のパターン(笑)。
けどそれは、やりたくなくて言っているのではなく、それぞれの作品にベストの音色・ノリを考えた末のご発言。二人のカラーが結構違うから。最終的にどうなったのかは、聞き分けできてないんだけど(^^;)。

・「Z LIFE」のサビだっけ、バスドラが「ドン」ではなく「ドンドン」の方がみんなのリズムと合う、と。
そんなやり取りの後、みんなで合わせたら確かに合っている……。
そんな「やり取り後の改良」シーンが今回のDVDに多い。それが興味深い。
まさにメイキングだなぁって。

・「いい雨」は、部屋っぽい響きを意識してたのか……。

・その曲だっけ、ベースのミュートを試してた民生さん。
音へのこだわりは、ハンパない。
他の曲でも、カウベルやタンバリン、いくつもある中から厳選されていた模様。

・「さらばビッチ」……相当な難産だった……? 
冒頭のテッシーギターをどう響かせるか、試行錯誤の場面が続く。
あれもタッピング(ライトハンド奏法)だったんですか~。

・民生さんが何かしゃべっている横で、カウントを確認し合っている(!?)甲殻類(リズム隊)。
この様子が、また何かカッコイイ。

・阿部しゃんは米国のアレンジャーに「サブプロデューサー」と紹介されていた!

・「座長(プロデューサー)」こと河合誠一マイケル鼻血さん(笑)も、印象的。

(1)マイケルさん・阿部さん・川西さんが、ブースで青いTシャツ着て3人並び、曲を聞くシーン。
マイケル・川西両ドラマーはさすが、8ビートを身体で刻みながら聴いていた。
その首振りなんぞが揃うサマが、カッコイイ。

(2)「AGONY」でテッシーが自分のギターフレーズに首をひねるシーン。
3拍目に「チャ」が入る、と手振りで示すマイケルさん。ドラム叩いたら重そうな振りだ。

(3)「さらばビッチ」の、歌部分の出だしについて。後ろに反り返るのでなく前に駆けるように……
みたいなことを川西さんに。ああ、ノリってそういうふうに作り出すものだったのですか。
同部分が走って聞こえるわけがわかった! 意識的に走ってたんだ、実際(笑)。

(4)阿部曲のベースを、デモテープのように弾きたい……と阿部に相談するEBIちゃん。
そのかたわらにマイケルさんが。いま録音したフレーズ(?)がEBIっぽい、と一言。
作者の阿部しゃんも、いいんじゃない? と。
みんな大人だね、「客観的にいい音」を求めて行動してるんだね、と感動。
フレーズのどこがどう「EBIっぽい」のか、シロウトにはわからないですが……。わかりたい!(^^;)

・「ライジングボール」のドラムについて阿部さんに話す、川西さん。
デモテープでは(ハイ)ハットオープンからライド(いずれもシンバル)に行っているけど、
そのままライドでサビがどうたら……って。
阿部さんのデモテープだって相当練り上げて作ってあるものだろうに、
さらにこうしてドラマーとしての感触が加えられて、いい音になっていくんだなぁ。


……いま具体的に思い出せるのは、そんな場面(うろ覚え)。


●個人的には「ハーモニー」好きなもんで、声のレコーディングの場面がないのは寂しい。
けどそれは今回の『Z』の重要ポイントではないってこと……かな。
『シャンブル』には、たくさん入っていたもんね。
印象に残るのは、とにかく「リズム」の部分。
コチラがその辺を特別に意識して見ているから……かもしれないけど。

あ、でもわからない。
シングル同梱のDVDは見てないからね。そっちに何が入っているか知らないから……(^^;)。

以上、ハンパなファンの個人的感想、でした(笑)。


Z(初回生産限定盤)(DVD付)

Z(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: KRE
  • 発売日: 2011/05/25
  • メディア: CD

あ、アルバム付属のDVDには「ウルトラヘブン スーパーマイルド」録音場面が入ってない~!?
あれだけは何をなさっているか見てみたかったんだけど……(^^;)。

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