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グルーブ考、おまけ <ビート編> [ ・耳コピ挑戦]

●ごめんなさい、グルーブの「グ」の字もわからない初心者が、
初めて知ったことを書きつけていくシリーズの、オマケです。
カテゴリ「ユニコーン」に入れてますが、ユニコーンは「かする」だけ、になりそうです。
ドシロウトには「グルーブ」に関係あるかどうかすらわからない、「ビート」について。

わたくしごとですが先日、ロックバンドファン歴の長い皆さまと歓談し、
ビートについていろいろ教えていただきました。
ま、簡単に言えば「ロックは基本的に8ビートである」という、
その「8ビート」とは、何ぞや?

上記Wikipediaリンクによると、8ビートとはどうやら4分の4拍子の曲の
1小節でドラムのハイハット(ドラマーの左手元にある開閉できるシンバル)を
8回チキチキと叩く拍子、らしい。八分音符を八つ、ね。
これが4回になると「4ビート」で、ジャズ方面っぽいリズムに。

だけど、ロックならどの曲でも真面目に8回チキチキとやっているかというと、
崩したり省略したりすることがあるから、シロウトには話がややこしくなってくる(^^;)。
この「8回」を、たとえ譜面で省略してあっても自分の中で8回意識しないと、
リズムが大変にダサくなるのだそうです。


●この日に教わった例、ビートルズの「A Hard Day's Night」という曲の歌い出しで見てみると……。
"(つぅびな)「はぁーーでいずな/ぁぃーー・あんないびん」"という歌詞だと思ってください(笑)。
ちゃんとした歌詞を載せるのは、著作権法に触れることがありますのでね……(^^;)。
「  」で2小節分、「/」が小節の区切りです。
このうち前半の1小節、「はぁーーでいずな」部分だけを見ていきます。

この小節を8ビートで捉えると

「はな」
 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8
 表 裏、表 裏、表 裏、表 裏

……になります。
下に「表、裏」と書いてあるのは、「表拍、裏拍」の意味です。
ところが、日本人の感覚ではこれを4ビートに捉えやすいとか?
4ビートというより、「4拍子」ね(^^;)。
すると気分的に(笑)捉え方が以下のようになります。

「はぁーーでいずな」
  1,  2,  3,  4
  表  表  表  表

この「気分的」なものをどのように表現したらよいか、皆目わからないんですが(^^;)。
わからないんだけど、確かに下手をやっちゃうと4拍子に聞こえるのは実感済み。


「8数えようが4数えようが、約分すれば(??)同じ事じゃないの?」と
シロウト頭では思うんですけど、この違いでノリがとても大きく変わるんだそうです!


●表拍と裏拍。
これはギターを弾く方にはわかりやすいかもしれません。

8分音符のピッキングでピックを下ろした(ダウンピッキングした)ときが「表」、
それを上げた(アップピッキングした)ときが「裏」になるわけです。
8ビートで裏拍を意識した場合、音としては
「チャカ、チャカ、チャカ、チャカ」となります。

意識しなかったらどうなるか?
表も裏もない一本調子の、単なる4拍子です。
ピッキングで言ったら、ダウンピッキングで4回手を振り下ろす、だけ。
音としては「チャー、チャー、チャー、チャー」(笑)です。


そして思うにこの「4拍子」が、日本人の身体に深くなじんでいる、
盆踊り&演歌リズムもしくはお経ビート!? とワタクシは思うのであります。
【10/12/12、追記】 昨夜の「どれみふぁワンダーランド」では、「表拍の文化」と言ってたか。
別の回では「パパンがパン」のリズムを指して「音頭」のリズムである、と。
そう、それそれ! それが言いたかったんです(^^;)。


しかるべき方面でこのリズムを使うことには全く大賛成。
しかしロックバンドがこのノリで演奏してしまうと、間違いなく
「やっちまったなぁ……」って感じになります。
自分でもそんなリズムでしか楽器が弾けなかったりします(^^;)。

そういえば、20年ほど前(笑)に誰かから聞いた覚えがあります。
「8ビートの曲を演奏するときは、この裏拍の存在を無視するな、
たとえ四分音符で音を伸ばすときでも、八分音符の裏拍を意識せよ、
音を漫然と伸ばすな……」と。

余談ながらそのときの本題は
 「『夜桜お七』は(ロック少年から見ても)カッコイイ」、
 「坂本冬美さんは同曲を歌うとき、身体が8ビートに乗っている。やるなぁ!」
……でした。音楽クラブのギター男子たちが、すんごく新鮮なものを見たと興奮気味に(笑)。
演歌方面の方が8ビートのリズムで歌うことの珍しさが、私にはわかりませんで(^^;)。


20年前には何のことだか、さっっっぱりわからなかったんですが、
どうもそーゆーことらしいです(笑)。


●さて、ここで軽くユニコーンに触れますと。
彼らは(当然ながら)8ビートでカッコよく決めています。
残念ながら私自身は「盆踊りノリ」から脱しておらず、
そのことを感覚的に「ホントそうだね、ごもっとも」と理解しきっていません(^^;)。
でもユニコーンは確実にロックのビートを意識している……という根拠は、以下の通り。
前に書いたことばかりになりますが……

・元ミュージシャンでユニコーン共同プロデューサーの河合マイケル氏が
 『シャンブル』レコーディングに関して語って曰く、
 「リズム録りに関しては、こんなに厳しい現場はないと思いますよ。
 民生の生演奏に対してのOKの基準ってトップレベルだと思うんです。
 こいつの求めているグルーブは日本のレベルじゃないぞ
(以下略)」。
 (『別冊カドカワ 総力特集 UNICORN 2009』より引用)

・ユニコーンの2009年のラジオ番組で洋楽の話に花が咲きまくり、
 各メンバーが少年期から相当、海外のビートに親しんでいる様子がうかがえた。

・シロウトのユニコーンコピーバンドを聞いたら、音符の並びはコピーできてるのに
 どうにもこうにも「やっちまった」感が出ており、まったく別物になってしまっていた。
    
 ユニコーンは洋楽ではありませんのに、
 「日本人が下手に洋楽のマネして失敗した」ようなサウンドに聞こえました。
 ということは、元となるユニコーンのビートがキチンとロックであるってことよね。


……ということで、ユニコーンのグルーブは(私にはハッキリ実感できないけど)
盆踊りノリから脱出した「R&R」として確立しているのに違いない!
と再確認したのであります。

そういえば余談ながら、民生さんのソロビデオ『tamio okuda TOURDUST“0-30” [DVD]』で、民生さんが客席の手拍子にツッコミを入れている場面がありましたっけ。座布団を敷いて「674」を演奏しているとき(これは4分の3拍子の作品だけど)1拍目に手拍子が入って、宴会っぽくなっちゃって。民生さん、「お前らぁ~っ……(笑)」みたいなこと、おっしゃってました(笑)。


●ということで、シロウトの「『リズム』を理解する過程(まだ途中)」をダラダラ書いてしまいました。
リズムについて認識し始めたばかりなので、まだまだこだわるかもしれません。
特に教科書も専門家の指導も(笑)ないので、間違ったことを書いているかも。
以上、ご容赦くださいませm(_ _)m。
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