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「トキメキーノ」推し(笑) [ ・ユニコーン関連]

(一部敬称略)

●本日は、ユニコーンのアルバム『イーガジャケジョロ』の中でも特別気に入った曲の話。

イーガジャケジョロ(初回生産限定盤)(DVD付)

イーガジャケジョロ(初回生産限定盤)(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: KRE
  • 発売日: 2014/03/26
  • メディア: CD
ワタクシゴト、CDアルバムを1枚買ったときワタシは、
まずライナーノーツも付属DVDも見ずに流し聴きをする。
とりあえず1枚丸々、余計な情報を極力入れずに。
そうすると、先入観なく、自分の好きな曲・嫌いな曲を素直に判断できるから。
後から、「歌詞がわからん」「この曲は何でこんななの?」って疑問が出てきたときに、
ライナーノーツやらDVDやらをとことん眺める。

ユニコーンのアルバム『イーガジャケジョロ』も、そのように流し聴きすること、数回。
引っかかってきた曲を何度も聴くことになる。その曲が……
「イーガジャケジョロ」「俺のタクシー」~「トキメキーノ」だった!
同アルバムで一番おふざけがキョーレツな箇所、かつ一見キワモノ系(笑)。

今回のアルバム、阿部作品と民生作品の一部以外は、「川西推し」だったのね。
何も全員で川西さんのあの歌い方を真似しなくても(笑)。
ただ、その「メンバーを真似するおふざけ」によって、とことん面白くなってる。
それが今回ワタクシのお気に入り、みたい(^^;)。


もう少し言うと、おふざけ抜きにしてもワタクシ、川西作品が大好きかも!

古くは「素浪人ファーストアウト」、最新では「イーガ...」と「トキメキーノ」。
川西デモをユニコーンが編曲で磨くと、切なかったり美しかったり、
思いがけない輝きのある曲になる気がする。「ブルース」なんかもそうだよね。
(あ、テッシー作品もね。化学変化の効果大!)
もともとの曲のフレーズがヨイから編曲でさらによくなるのではあるけど。
それについては、また別に項を設けるとして……(書かないかもだけど)。

以下、「トキメキーノ」の良さについて、ダラダラ述べますよ~(笑)。


●このところ「一日一『トキメキーノ』」サイクル。
あの響きが耳から離れず、聴きたくなっちゃう。ある種の中毒(笑)。
当ブログにて「人工的な加工音、嫌い」って書いていたクセに(^^;)。
この曲は別格ですわ♪

まず、キーボードの前奏と、乾いた機械的な感じのドラム(でも機械じゃなさそう)。
テクノ!? と思うけど、楽器数は驚くほど少ない。
エコー? か何かで奥行きを膨らませて、キワモノ感全開。
なのにどこが好きか、具体的な点を挙げてみましょうか(^^)。

・Aメロ時のベースラインが、何となくビートルズの「Taxman」を思わせるような跳ね具合
 「Taxman」、大好きな系統なんで、ワクワクッ♪

・川西さんが歌っているようで、実は民生さんとABEDONさんが
 川西ボーカルを真似して歌っている芸達者なところ。

・ABEDONボーカルと同時に左側から響いてくる、
 (恐らく)ガットギターのアルペジオ旋律の美しさ

・二度目の民生ボーカルのところで右側から飛び込んでくるリズムギターの小気味よさ
 これ、多分テッシーの刻みじゃなくって? 鋭い刻みがいいわぁ♪

・気分が日本海になったところで出てくる、津軽三味線っぽいギター(わはは)。
 古いファンなので、三味線の音 → 「スライムプリーズ」を思い出す。
 あれもキワモノ、「トキメキーノ」は再始動後の「スライムプリーズ」だわね(笑)。

  ケダモノの嵐

←「スライムプリーズ」収録アルバム


・で、サビの三声コーラス!!! 美しい♪ 色っぽい!! +.゚(´▽`人)゚+.゚
 EBIくんの高音って、中性的でなんとも言えない響きだよね~♪
 中音部の難しいパートがABEDON? 低音部がテッシーでしょう?
 【14/07/23、追記】 違ってた~! まさかのキャスティングだった~!!! 個人ファンブログ様に書いてあった~! →  (超ネタバレ大注意) 
 【15/01/16、再追記】 さらに違ってた~! 中音部が一番、音取りが難しいと思ったんだけど、そこをなんと作曲者自らが歌っておいでです、幕張ライブDVDでは! CDもそう……なのかな? いずれにせよ、あの美しい三声部分、ライブでは電大チームが頑張ってました!!!

 こんなに美しいのに、Aメロのおちゃらけとの落差の激しさで、笑いを誘います。

・ここで大変に歪んだ弦楽器が。最初がギターで次がベース??
 んで、ひょっとしてその部分だけSPARKS-GO-GOの八熊さん???
 (クレジットにお名前あるけど、どこ参加かわからないから、イレギュラーなこの部分か? と)
 ここだけ、ヘビーで渋い

・ここで突然、歌詞が耳に飛び込む。「マイケルちゃん」!? 歌詞カード見たら違った(笑)。
 ユニコーン界ではマイケルと言ったら、「ジャクソン」ではなく「鼻血」さん、だけど……。
 マイケルさん、何かあった!? 心なしか映像ではやつれて見えるよ!?
・間奏がシンプル。ドラムとベースだけ。時に小気味よい刻みギター。カッコイイ。
 音が鳴っていても「静寂」すら感じる。
 (エコーかディレイか知らんが、音を加工してなかったら隙間が大きいだろうね??)

・と、その静寂の中で響く、川西っつあんの「ガハハハハッ」って大きな笑い声。
 いつ&何に笑っているのか知りませんが、これが「美しくて出来すぎる」予定調和を
 見事にブチ壊している(笑)気がする。そこがまた、面白い。

・んで、「ステキ +.゚(´▽`人)゚+.゚」な三声がもう一度入って……三声ボーカルで終わり!? 潔し!
 残響が、またステキ♪

・「MOVIE27」によるとTHE WHOっぽい? どの辺がそうなのかは、無知なのでわかりませぬ。

・追記。「へっちゃらけ」って何? と思っていたら、電大のナニカ(失念)でも同語を聞いた。もしかしたら広島弁かしらね? 標準語なら「へっちゃら」だよね? ←ワタシも標準語はあまりよくわかってないので、間違ってたらすみませぬ。

ど~です、盛りだくさん!
途中書いたように、内心「21世紀の『スライムプリーズ』」(笑)と思ってる。
けど、「スライムプリーズ」が実験音楽で、「トキメキーノ」は完成品かも。
響きがアチコチ、美しいの。
キワモノの音の中にちりばめてある宝石が、キラッキラッて輝く感じ。

心配なのは、こんだけの材料をライブでどう演奏するのよ? って(余計なお世話)
一応、EBIさんと阿部さん以外は、ボーカルと楽器演奏が、ほぼ重ならないように作ってあるっぽい。
けど、ABEDONキーボード・民アルペジオ(多分)・テシ刻み(多分)を弾きながら歌うのって、
とくに川西さんの物真似しながら歌うの(笑)って、多分ものすご~く難儀なことだと思う。
旋律を弾きながら旋律を歌う、それも言葉を乗せて物真似までしてって……あり得ん!

でも、彼らはやっちゃうんだろうねぇ……軽々と。
阿部パートを打ち込み自動演奏にしたら、ABEDONも安心して川西風に歌えるか。
ライブ映像が、一刻も早く見たいところ(笑)。
 【15/01/16、追記】 面白いアレンジにして、ライブで再現していましたね~♪ ライブバージョンも好き(^^)。


●個人的に惜しむらくは、音声加工のしすぎと川西ボーカルの真似のしすぎ(^^;)で、
歌詞が何を言っているのか正直わからないこと。「マイケルちゃん」(違)
「メッセージ」しか聞き取れず(笑)。

で、ライナーノーツを見て、驚くことになる。

うわ、せつな~い(;_;)。

簡単に言えば、別離の歌。一方的に振られた歌。
もう少し詳しく言えば、「川西風ボーカル」部分は振られた男側の歌詞。
「美しい三声ボーカル」部分が、女側から分かれた男への「メッセージ」。

あれ? この役割分担・漫才方式は……「ペケペケ」と同じじゃないの!
(ビートルズの「We Can Work It Out」「A Day In The Life」も同じ形式で歌い継いでいる……と言いたいところだけど、この際ビートルズを意識しているとはまったく思われませんので、黙っておきます。……言っちゃったけど ^^; )

とまあ、ユニコーン往年の迷曲まで思い出させる。
「ペケペケ」の時は、EBIくんが男の子側、民生さんが(年上っぽい)女の子側。
民生ボーカル部分で、EBI&テッシーがバックコーラスを入れている。
その掛け合いとコーラスの面白さで、ワタシはユニコーンファンになったのです……。
原点を思い出すわぁ~♪

あの頃は歌詞カードを読んでも「?」と思った。こんな関係、あるかいな? と。
けれど、あれから26年。洗練されたね~。
最小限の言葉で最大限の描写、普遍的な感情の深いところをグッとえぐってきます……。
(単に受け取り手のコチラも大人になっただけか? ^^; )


●それにしても、ガットギター(と思われるギター)のアルペジオ、ホントに旋律がステキだわ~。
単純な繰り返しのようでいて、時に響きの違う音を入れてあって……。絶妙。
ユニコーンメンバーの誰が考えたんでしょうね……と、「MOVIE27」を見返したら。

川西デモの段階で、既に入っていた!

川西っつあん…… +.゚(´▽`人)゚+.゚

この方、「MOVIE27」では民&阿部に「まとまってきた!?」みたいに
言われていたけど、ユニコーンにとってホントに、とてつもない「埋蔵金」かも!?
アタシ好きだわ~、川西メロディー(あ、よく通る声も好きですよ♪)


……ライナーノーツを見ていると、「トキメキーノ」では川西さんも「ヴォーカル」だと書いてある。
ん? どこ歌っているんだろう? 聞き返す。よくわからない……。
あ、「ガハハハハッ」の笑い声か!? 確かにね、あれは「コーラス」ではないもんね。 間奏部分における、メイン「ヴォーカル」!?(笑) 【15/01/16、追記】 EBIくんの高音部がメロディーだと思っていたんだけど……作曲者が歌っているのがメロディー、かしらねぇ? 川西さんが中音部だったとは!!!!!

……もろもろ笑いつつ、笑いの奥の大人の悲哀も感じつつ。
何回でも何回でも楽しませてくれる曲だ、と思ったのでした。

激しく偏った感想文、以上!




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