「たまのお歳暮」'91レポ(第1部) [ ・たま]
●26年前 Σ(゚д゚;))) のオールナイトライブ、概要に続いて、順を追って「うろ覚えエピソード」をご紹介。睡魔にも襲われていたし、主観的なメモしか残っていないので、間違いも多いと思います。眉に唾つけて、テキトーにご覧ください(笑)。
【関連記事】
・振り返り「たま」
・「ほ~るきゃべつ」'91@川崎市教育文化会館
・「たまのお歳暮」'91(曲リストのみ)
・「たまのお歳暮」'91(第1部)……当ページ
・「たまのお歳暮」'91(第2部)
・「たまのお歳暮」'91(第3部)
【1991年12月31日~1992年1月1日 「たまのお歳暮<大晦日篇>」@渋谷パンテオン】
<エピソード>
★23:15開場、多分00:00開演。23:35に入場の行列に並ぶも、列の先頭が全然見えない。気長に待っていると、会場整理係が慌てだした。「都合で開演時間が少し早くなります」!
慌てて席に着く。
★会場は映画館。2階席は傾斜が急で、立つと怖いくらい。右図が2階席から見たステージ概要。左前が柳原さん(以下、ヤナちゃん)マイク、左後ろはオルガンとピアノ(舞台が狭いので、このライブのピアノはポータブルな電子ピアノ)。中央後ろに石川さんパーカッションセット(石川さん用の椅子は、あったかなかったか不明)。その横に滝本さん(以下、Gさん)セットと椅子。右前に知久さん用椅子とマイクetc.。
★当時の「たま」イベントライブの醍醐味の一つは、次にどんな曲を演奏するか見当がつかないこと。アルバムツアーなら、ある程度アルバム曲が中心になる。けどそうでもないライブとなると、インディーズ時代のレパートリーが多いので、間に思いがけない曲が挟まれること多数。アコースティックでコンパクトな編成の「たま」。メンバーの皆さんはクルクル楽器を持ち替える。「あ、あの人が動いたから、次はあの曲かな?」と予測するのも、また楽し。
★「開演が早まる都合って、何だろうね?」と言っていたら、曲が始まって判明。
【プロローグ?】 1991年12月31日、23:50~
・「鐘の歌」 (Vo.=知)
[石:Perc.(パーカッション) 滝:Bass(ベース) 柳:Org.(オルガン) 知:G.(ギター)]
→ 客席もまだザワザワしてて落ち着いていないのにメンバーがそそくさとステージに出てきて、「今年最後の曲をやります」。曲の最後に、石川さんの鐘の音が「ゴォ~ン……」と鳴り、メンバーは一旦退場。どうやら、「予定になかったんだけど突然、どうしても除夜の鐘代わりにこの曲を演奏したくなった」らしく、そのために入場・開演が早まったと判明。「芸術家のこだわりを感じるなぁ~」と、今でも妙に印象に残っています(^^)。
【第1部】 1992年1月1日、0:00頃~?
・「きみしかいない」 (Vo.=知)
・「ぼくはヘリコプター」 (Vo.=柳)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:Pf.(ピアノ) 知:G.]
→ 出だしは、1991年12月25日の@草月ホールライブと同じだったそう。
1週間前にもライブに参戦しとったんかい!(^^;) 会場が映画館にしては響きがステキだった、とメモにあります。
・「学校にまにあわない」 (Vo.=石)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:Org.→Pf. 知:G.]
→ この曲は間に、夢を見ている体(てい)で語りが入る。この日の語りは、わかる人にしかわからぬ「たまの歌に出てくるキャラクターバージョン」。「リヤカーマン」や「れいこおばさん」など、実にたくさんの「おどろ」キャラクターが、「僕」を学校ではないところに連れて行こうとする。相当長い語りを、客席は時にクスクス、時にドッと笑いながら聞いたとか。
その後、知久さんがギターをマンドリンに持ち替え。マンドリンの入る曲に人気曲多し。客席はワクワクして固唾を飲んで見守る。
・「オリオンビールの唄」 (Vo.=柳)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:G. 知:マンドリン]
→ 出ました! ヤナちゃんの、せつないワルツ。この曲、「ララ~ラ、ラ~ラ、ラ~/ララ~ラ~、ラ~♪」って3人がコーラスしてる時、ヤナちゃんが毎度デタラメな合いの手を入れてくる。口から出まかせ? この日も「エビ(?)のニオイがあふれてる」「今夜、街は沈んでく」と、デタラメ&シュールな柳原節、炸裂! とメモにあります。
MC。
ギターを弾いていたヤナちゃんが、オルガン席に移動。
「去年(つい先ほど)の紅白歌合戦にベンチャーズが出た」だのとおしゃべり?(笑)
客席、「滝本(G)さんが、まだ歌っていないね……オルガンが入る曲なら、そろそろGさん曲が来るね……」
と、予測。
・「丘の上」 (Vo.=滝)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:Org. 知:G.]
→ 来ました! 「たま」のクール&ハンサム担当! Gさんベースは手堅い演奏。決して乱さない。歌も、温度のない感じ。曲はすごくキレイ。美意識の高さを感じさせる。それをサラッと歌う。けど実は、「たま」4人の中で歌詞が一番怖いかも。何気ない単語をつなげるんだけど、その結果がものすごくシュールで。「静かに壊れている」感じ。他のメンバー3人が「Gさんは詩人だ」と言っているインタビューがあったっけ。曲もコード進行が変わっていて、不協和音もとても多い。ただ、変なコードも不協和音も、「たま」は決して破綻させない。ムリヤリ変に着地させることなく、「こう来たら、こうだよね」と理にかなった回収(?)をしてくれる。この辺り、「アレンジの天才集団」としか言いようがない。
「丘の上」が終わったら、ヤナちゃんがすぐ、ピアニカを持つ。
・「リヤカーマン」 (Vo.=石)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:ピアニカ 知:G.]
→ 出だしを間違えたらしく、メンバー同士ちょっと顔を見合わせた瞬間があったとか。この曲はメジャー発売は後になるのだけど、テレビの深夜番組で'90年に放送済み。「たまのまがたま」って番組コーナー名だったらしく、今でも私の手元にカセットが残っています。この曲、ブレイクがおもしろい。「ツイスト&シャウト」的な(?)コーラス重ねが入る。普段、甲高い声で歌う知久さんも、この時だけは普通の声だったりするのも面白く。
MC。
「それでは、NHKの……」
・「そんなぼくが好き」 (Vo.=知)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:ピアニカ→Pf.? 知:G.]
→ 当時たぶん、NHK「みんなのうた」で放送されていた……かな? そのための書き下ろし曲。この曲、ヤナちゃんはフロントでピアニカではなかったか。サビの所だけ、ピアノへ移動。その後ヤナちゃん、再びフロントへ行く途中、モニターをヒョイと飛び越えてつまずいたそうです。けどピアニカの箇所に間に合う。さすが! と、メモに書いてある。どんどん成長していく曲だ、とメモにあります。どんな成長かは、今となっては不明(^^;)。ただ、3か月前にライブで初めて聞いたときはタイトルもなかったのに、タイトルが付き、アレンジも多分「聞くたびに」どこかが変更されていったのだと思います。メジャーデビュー後に作られた曲は、今思うとライブで練り上げていたんだね~。
MC。
知久さん「(今日のオールナイトに)備えて寝てきた……」などとしゃべる間に、ヤナちゃんがピアニカを置き、ギターに持ち替える。
ヤナちゃんのことばかり書いている(^^;)けど、このマルチプレーヤーの楽器の持ち替えを手がかりに、次の演奏曲が判明するのです。臨場感をお伝えしたく、彼の描写が増えております(笑)。このころGさんは、ほぼ持ち替えなしでした。
・「夜のどん帳」 (Vo.=柳)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:G. 知:G.]
→ Gさんのベースが「レ、レ、レ、レ……」とオクターブを刻む。ファンはそれだけで「あ、夜のどん帳♪」と、わかる。当時としては、そこそこレアな曲だったのではないかと思うんだけど、私も知っていたということはライブでは結構やってたのかな?
ここまでで、何時になっていたんですかねぇ。
ワタシらの眠る時刻は、いつの間にか過ぎておりまして。
もんのすごい眠気に襲われつつありました……。
・「金魚鉢」 (Vo.=知)
[石:Perc,リコーダー 滝:Bass. 柳:Org. 知:G,ハーモニカ]
→ 眠る時刻がいつの間にか過ぎる歌。絶妙すぎ(笑)。出だしで、「あれ、ギターの音がいつもより低い!?」と思う。カポ忘れでした。確か1フレットに取り付けて、オルガンが難しくなる調に移調。忘れた時の知久さんの表情が、愛らしかったそうです。眠たかったので、その後、目をつむって聞いていたら、シリアスな曲なのに笑い声が。目を開けて(笑)連れに聞いたら、石川さんが3番の楽器移動の途中でつまずいてこけそうになったとか。
そう、この曲は石川さんがライブでは超忙しい曲なのでした。最初はパーカッションは入らず。石川さんはセンター付近でリコーダーを吹いています。2番(?)サビの間に、石川さんは抜き足さし足で「マダムソース」の持ち場に移動。3番歌詞に「団地」とあるところで、フロアタムとフライパンか何かで「ダンッ、チッ!」と叩く。こういう音と言葉の融合センスが、並みならぬと思う。←所ジョージ作品「生活の基礎」的。終わるや、石川さんはまた抜き足さし足で前のマイクまで出てくる(んだっけ?)。で、次のサビで「った、った、らったったー」とコーラスを歌いながら、鈴を付けた足を踏み鳴らすんですな。
石川さんが……というより、全員忙しい曲です。確か、4人しかいないのに七つの楽器を操って演奏されていたと思います(太鼓セットを「一つ」と数えて。(1)太鼓セット、(2)リコーダー、(3)鈴、(4)ベース、(5)ギター、(6)ハーモニカ、(7)オルガン、か)。ライブで、アコースティックで、打ち込み無しで、ですよ。ユニコーンと良い勝負、です( ´艸`)。
MC。
「次は、二つ目の鉢物です」か何か。
・「植木鉢」 (Vo.=知?)
[石:? 滝:? 柳:? 知:?]
→ いつものツアーと印象がさほど変わらなかった、とメモしてあります。もっともメモは手薄だし個人的に好みでなかったからか何ひとつ思い出せず、自分でもビックリしています(^^;)。そして……
・「お経」 (Vo.=柳)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:G. 知:G.]
→ おお、久し振り! だったらしいです。ダークな歌詞だけどアップテンポで、ノリノリの曲調。「たま」に多い、原曲では一部歌詞が公共放送に乗せられない歌の一つ。途中でテンポチェンジがあったにもかかわらず息がピッタリだった、とメモに残っております。
曲が終わって知久さんが、カポを5フレットに移動 → もう「らんちう」!?
と思ったら、違ってました。ゲストのジャズサックス奏者、梅津和時さん登場!
知久さんが「あ~、緊張するぅ~」と言いながら打ち合わせを少しして、
・「くだもの」 (Vo.=知?)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:G. 知:G. +梅津和時:Sax.]
→ もともと起伏のない童謡のような曲調。ゲストのサックスが、うらぶれたようなもの悲しさを助長する……とメモにあり。この曲も記憶がないのですが……知久さんだっけ?
ゲストはそのまま、ステージに滞在。さあ、次に何をやる?
・「おなかパンパン」 (Vo.=石)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:G. 知:G. +梅津和時:Sax.]
→ サックスの入る余地のない曲だと思ったけど、面白かった……とメモにあります。終わりが即興ジャズっぽくてとても面白かったという印象は、強烈に残っています。映像が残っていたら、もう一度見たいくらい! ギターソロの後、柳ピアニカとサックスが、ソロの掛け合い。そしてまたギター。ヤナちゃんは、梅津さんと向かい合って楽器でアドリブ合戦をしている途中、照れちゃって少し音が途切れた瞬間があったとか。知久さんは、モニターに片足をかけて思いっきり酔っている風(右図)。そのソロ合戦があまりに気持ちよかったので「もう1回」と、梅津さんにせがみ、計3回も掛け合いをしたのだそうです。
即興合戦をし尽くして、梅津さん退場。
メンバーが「ジャズって気持ち良いよね」、「またやりたいよね」……と、口々に言ってたそうな。
この後、すぐに休憩だったとは思えないんだけど、もう眠くて眠くて。
メモすら途切れていて、何が起こったか闇の中……なのであります(≧▽≦)。
……この調子で行くと恐ろしく長くなるので、続きは別記事に♪
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<エピソード>
★23:15開場、多分00:00開演。23:35に入場の行列に並ぶも、列の先頭が全然見えない。気長に待っていると、会場整理係が慌てだした。「都合で開演時間が少し早くなります」!
慌てて席に着く。
★会場は映画館。2階席は傾斜が急で、立つと怖いくらい。右図が2階席から見たステージ概要。左前が柳原さん(以下、ヤナちゃん)マイク、左後ろはオルガンとピアノ(舞台が狭いので、このライブのピアノはポータブルな電子ピアノ)。中央後ろに石川さんパーカッションセット(石川さん用の椅子は、あったかなかったか不明)。その横に滝本さん(以下、Gさん)セットと椅子。右前に知久さん用椅子とマイクetc.。
★当時の「たま」イベントライブの醍醐味の一つは、次にどんな曲を演奏するか見当がつかないこと。アルバムツアーなら、ある程度アルバム曲が中心になる。けどそうでもないライブとなると、インディーズ時代のレパートリーが多いので、間に思いがけない曲が挟まれること多数。アコースティックでコンパクトな編成の「たま」。メンバーの皆さんはクルクル楽器を持ち替える。「あ、あの人が動いたから、次はあの曲かな?」と予測するのも、また楽し。
★「開演が早まる都合って、何だろうね?」と言っていたら、曲が始まって判明。
【プロローグ?】 1991年12月31日、23:50~
・「鐘の歌」 (Vo.=知)
[石:Perc.(パーカッション) 滝:Bass(ベース) 柳:Org.(オルガン) 知:G.(ギター)]
→ 客席もまだザワザワしてて落ち着いていないのにメンバーがそそくさとステージに出てきて、「今年最後の曲をやります」。曲の最後に、石川さんの鐘の音が「ゴォ~ン……」と鳴り、メンバーは一旦退場。どうやら、「予定になかったんだけど突然、どうしても除夜の鐘代わりにこの曲を演奏したくなった」らしく、そのために入場・開演が早まったと判明。「芸術家のこだわりを感じるなぁ~」と、今でも妙に印象に残っています(^^)。
【第1部】 1992年1月1日、0:00頃~?
・「きみしかいない」 (Vo.=知)
・「ぼくはヘリコプター」 (Vo.=柳)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:Pf.(ピアノ) 知:G.]
→ 出だしは、1991年12月25日の@草月ホールライブと同じだったそう。
1週間前にもライブに参戦しとったんかい!(^^;) 会場が映画館にしては響きがステキだった、とメモにあります。
・「学校にまにあわない」 (Vo.=石)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:Org.→Pf. 知:G.]
→ この曲は間に、夢を見ている体(てい)で語りが入る。この日の語りは、わかる人にしかわからぬ「たまの歌に出てくるキャラクターバージョン」。「リヤカーマン」や「れいこおばさん」など、実にたくさんの「おどろ」キャラクターが、「僕」を学校ではないところに連れて行こうとする。相当長い語りを、客席は時にクスクス、時にドッと笑いながら聞いたとか。
その後、知久さんがギターをマンドリンに持ち替え。マンドリンの入る曲に人気曲多し。客席はワクワクして固唾を飲んで見守る。
・「オリオンビールの唄」 (Vo.=柳)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:G. 知:マンドリン]
→ 出ました! ヤナちゃんの、せつないワルツ。この曲、「ララ~ラ、ラ~ラ、ラ~/ララ~ラ~、ラ~♪」って3人がコーラスしてる時、ヤナちゃんが毎度デタラメな合いの手を入れてくる。口から出まかせ? この日も「エビ(?)のニオイがあふれてる」「今夜、街は沈んでく」と、デタラメ&シュールな柳原節、炸裂! とメモにあります。
MC。
ギターを弾いていたヤナちゃんが、オルガン席に移動。
「去年(つい先ほど)の紅白歌合戦にベンチャーズが出た」だのとおしゃべり?(笑)
客席、「滝本(G)さんが、まだ歌っていないね……オルガンが入る曲なら、そろそろGさん曲が来るね……」
と、予測。
・「丘の上」 (Vo.=滝)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:Org. 知:G.]
→ 来ました! 「たま」のクール&ハンサム担当! Gさんベースは手堅い演奏。決して乱さない。歌も、温度のない感じ。曲はすごくキレイ。美意識の高さを感じさせる。それをサラッと歌う。けど実は、「たま」4人の中で歌詞が一番怖いかも。何気ない単語をつなげるんだけど、その結果がものすごくシュールで。「静かに壊れている」感じ。他のメンバー3人が「Gさんは詩人だ」と言っているインタビューがあったっけ。曲もコード進行が変わっていて、不協和音もとても多い。ただ、変なコードも不協和音も、「たま」は決して破綻させない。ムリヤリ変に着地させることなく、「こう来たら、こうだよね」と理にかなった回収(?)をしてくれる。この辺り、「アレンジの天才集団」としか言いようがない。
「丘の上」が終わったら、ヤナちゃんがすぐ、ピアニカを持つ。
・「リヤカーマン」 (Vo.=石)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:ピアニカ 知:G.]
→ 出だしを間違えたらしく、メンバー同士ちょっと顔を見合わせた瞬間があったとか。この曲はメジャー発売は後になるのだけど、テレビの深夜番組で'90年に放送済み。「たまのまがたま」って番組コーナー名だったらしく、今でも私の手元にカセットが残っています。この曲、ブレイクがおもしろい。「ツイスト&シャウト」的な(?)コーラス重ねが入る。普段、甲高い声で歌う知久さんも、この時だけは普通の声だったりするのも面白く。
MC。
「それでは、NHKの……」
・「そんなぼくが好き」 (Vo.=知)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:ピアニカ→Pf.? 知:G.]
→ 当時たぶん、NHK「みんなのうた」で放送されていた……かな? そのための書き下ろし曲。この曲、ヤナちゃんはフロントでピアニカではなかったか。サビの所だけ、ピアノへ移動。その後ヤナちゃん、再びフロントへ行く途中、モニターをヒョイと飛び越えてつまずいたそうです。けどピアニカの箇所に間に合う。さすが! と、メモに書いてある。どんどん成長していく曲だ、とメモにあります。どんな成長かは、今となっては不明(^^;)。ただ、3か月前にライブで初めて聞いたときはタイトルもなかったのに、タイトルが付き、アレンジも多分「聞くたびに」どこかが変更されていったのだと思います。メジャーデビュー後に作られた曲は、今思うとライブで練り上げていたんだね~。
MC。
知久さん「(今日のオールナイトに)備えて寝てきた……」などとしゃべる間に、ヤナちゃんがピアニカを置き、ギターに持ち替える。
ヤナちゃんのことばかり書いている(^^;)けど、このマルチプレーヤーの楽器の持ち替えを手がかりに、次の演奏曲が判明するのです。臨場感をお伝えしたく、彼の描写が増えております(笑)。このころGさんは、ほぼ持ち替えなしでした。
・「夜のどん帳」 (Vo.=柳)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:G. 知:G.]
→ Gさんのベースが「レ、レ、レ、レ……」とオクターブを刻む。ファンはそれだけで「あ、夜のどん帳♪」と、わかる。当時としては、そこそこレアな曲だったのではないかと思うんだけど、私も知っていたということはライブでは結構やってたのかな?
ここまでで、何時になっていたんですかねぇ。
ワタシらの眠る時刻は、いつの間にか過ぎておりまして。
もんのすごい眠気に襲われつつありました……。
・「金魚鉢」 (Vo.=知)
[石:Perc,リコーダー 滝:Bass. 柳:Org. 知:G,ハーモニカ]
→ 眠る時刻がいつの間にか過ぎる歌。絶妙すぎ(笑)。出だしで、「あれ、ギターの音がいつもより低い!?」と思う。カポ忘れでした。確か1フレットに取り付けて、オルガンが難しくなる調に移調。忘れた時の知久さんの表情が、愛らしかったそうです。眠たかったので、その後、目をつむって聞いていたら、シリアスな曲なのに笑い声が。目を開けて(笑)連れに聞いたら、石川さんが3番の楽器移動の途中でつまずいてこけそうになったとか。
そう、この曲は石川さんがライブでは超忙しい曲なのでした。最初はパーカッションは入らず。石川さんはセンター付近でリコーダーを吹いています。2番(?)サビの間に、石川さんは抜き足さし足で「マダムソース」の持ち場に移動。3番歌詞に「団地」とあるところで、フロアタムとフライパンか何かで「ダンッ、チッ!」と叩く。こういう音と言葉の融合センスが、並みならぬと思う。←所ジョージ作品「生活の基礎」的。終わるや、石川さんはまた抜き足さし足で前のマイクまで出てくる(んだっけ?)。で、次のサビで「った、った、らったったー」とコーラスを歌いながら、鈴を付けた足を踏み鳴らすんですな。
石川さんが……というより、全員忙しい曲です。確か、4人しかいないのに七つの楽器を操って演奏されていたと思います(太鼓セットを「一つ」と数えて。(1)太鼓セット、(2)リコーダー、(3)鈴、(4)ベース、(5)ギター、(6)ハーモニカ、(7)オルガン、か)。ライブで、アコースティックで、打ち込み無しで、ですよ。ユニコーンと良い勝負、です( ´艸`)。
MC。
「次は、二つ目の鉢物です」か何か。
・「植木鉢」 (Vo.=知?)
[石:? 滝:? 柳:? 知:?]
→ いつものツアーと印象がさほど変わらなかった、とメモしてあります。もっともメモは手薄だし個人的に好みでなかったからか何ひとつ思い出せず、自分でもビックリしています(^^;)。そして……
・「お経」 (Vo.=柳)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:G. 知:G.]
→ おお、久し振り! だったらしいです。ダークな歌詞だけどアップテンポで、ノリノリの曲調。「たま」に多い、原曲では一部歌詞が公共放送に乗せられない歌の一つ。途中でテンポチェンジがあったにもかかわらず息がピッタリだった、とメモに残っております。
曲が終わって知久さんが、カポを5フレットに移動 → もう「らんちう」!?
と思ったら、違ってました。ゲストのジャズサックス奏者、梅津和時さん登場!
知久さんが「あ~、緊張するぅ~」と言いながら打ち合わせを少しして、
・「くだもの」 (Vo.=知?)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:G. 知:G. +梅津和時:Sax.]
→ もともと起伏のない童謡のような曲調。ゲストのサックスが、うらぶれたようなもの悲しさを助長する……とメモにあり。この曲も記憶がないのですが……知久さんだっけ?
ゲストはそのまま、ステージに滞在。さあ、次に何をやる?
・「おなかパンパン」 (Vo.=石)
[石:Perc. 滝:Bass. 柳:G. 知:G. +梅津和時:Sax.]
→ サックスの入る余地のない曲だと思ったけど、面白かった……とメモにあります。終わりが即興ジャズっぽくてとても面白かったという印象は、強烈に残っています。映像が残っていたら、もう一度見たいくらい! ギターソロの後、柳ピアニカとサックスが、ソロの掛け合い。そしてまたギター。ヤナちゃんは、梅津さんと向かい合って楽器でアドリブ合戦をしている途中、照れちゃって少し音が途切れた瞬間があったとか。知久さんは、モニターに片足をかけて思いっきり酔っている風(右図)。そのソロ合戦があまりに気持ちよかったので「もう1回」と、梅津さんにせがみ、計3回も掛け合いをしたのだそうです。
即興合戦をし尽くして、梅津さん退場。
メンバーが「ジャズって気持ち良いよね」、「またやりたいよね」……と、口々に言ってたそうな。
この後、すぐに休憩だったとは思えないんだけど、もう眠くて眠くて。
メモすら途切れていて、何が起こったか闇の中……なのであります(≧▽≦)。
……この調子で行くと恐ろしく長くなるので、続きは別記事に♪
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