ベース初心者時代の思い出

●いまも初心者ですけど(^^;)、生意気にもベース弾き初めのころの話を。

現在、バンドの個人練習をするとき、ボリュームを落とした原曲を聞きながら
アンプ無しでベースギターを弾いております。
それでいいかどうかは、わからないんだけど。

原曲のノリが永遠にうまくつかめないので、絶えず聞きながらノリを確認。
自分が弾けているかどうか確認するため、デッキのボリュームを極小にしたりして。
あ、MDに曲が入っている場合が多いです。

MDを聞いて練習していたはずなのに、つい、
「長い間、使っていなかったカセットテープデッキ（！）には、何が入っていたっけ？」
と、テープの再生をしてしまう。（たいてい何かが入っているというズボラっぷり ^^; ）

……『PANIC ATTACK』のテープが入っていた！
練習の途中で、つい、そちらのコピーに脱線（笑）。


●以下、個人の思い出語りなので、有用な情報は一切ないです(^^;)。

ベースを買ったばかりの時、ワタクシは「たま」の曲をコピーしておりました。
あの「さよなら人類」の、ね。いや、「さよなら……」はコピーしていませんが。
「たま」のベースは、リズム隊にあらず。 村上龍さんかだれか（詳細失念）が、「弦楽四重奏みたいだ」と形容されたように、 ベースもパーカッションもメロディアスに歌っている音楽なのですよ。 だから、昔クラシックギターで旋律を弾いたりしていたワタクシには入りやすくて。 ベースギターとしては、実に弾き甲斐のある、歌う旋律でした。

でもまぁ、ロックロックした曲も弾きたいな……と思っていた頃に聞き始めたのが、
解散直後のユニコーンだったのでした。

最初に引っかかってきた曲が「ペケペケ」だったので、
『PANIC ATTACK』を中心にコピー開始。
このころのEBIくんはノリが驚異的に（？）前寄りで、そこは難しかったものの、
ローポジションの音階とメジャーコードの基本形くらいを覚えていたら、
まぁ音は取れるかな？　って感じで。

ギターのローポジの音階くらいは身についていたけど、ピック使いはまったくの初心者。
で、コピーしたのが、「アイム・ア・ルーザー」「シュガー・ボーイ」「サービス」辺り。
この辺りの曲、音符の刻みが細かいので、よい右手の練習に（^^）。

……ということを、練習の寄り道に聞いたテープで思い出したのでした。


●あらためて上記辺りを、聞きながらベースで弾いてみました。
ピックで弾くべき曲を、最近は放棄して指で弾いております（笑）。

……「アイム・ア・ルーザー」のBメロ（？）のノリ、やっぱり難しい！
川西さんとそろい踏みの「トッツーン、ットッットッッッ」みたいなリズムが。
でも、うまくは弾けないけど、以前みたいに「どーゆーノリだか、わから～ん！」
って思う程度は減った気がする～(^^;)。

あの部分とくに、「１、２、３、４／２、２、３、４……」って
４拍子で数えながら弾いたら、明らかにノリが原曲と変わってしまう。
楽譜を見たかどうか忘れたけど、楽譜通りに弾いたら多分ノリが違うと思う。
譜面にならないナニカが潜んでいる箇所（笑）。

それを以前は「４拍子で前のめり、前のめり……」って思いながら弾いてたんだけど、
それではサッパリ、あのリズムには乗れないのね。
昔そういう状態だったってことが、久し振りに「聞き弾き」したらわかった！

今回は、16分音符を意識しながら弾いたら、
僭越ながらEBIくんのベース音の入りが微かにつかめたような気がする。
気分だけで指は追いついていないのですが、でも感覚的に「わかった！」（^^）。

あぁ、ノリを意識して聞く＆弾くのって大事なんだな～、
長年こだわって聞いていたら、聞く耳だけなら少しは成長できるんだな～(^^;)、
と、しみじみ思ったのでした。


●十数年前に比べ耳は、ノリをつかもうとする耳に成長しましたよ。おかげさまで。
手指が、ねぇ……。

ちゃんと練習し続けていないから、指の皮は薄くなっているわ、
弦を弾く筋肉は落ちまくっているわ、動きの鈍いこと、鈍いこと(^^;)。

中学時代に運動部に所属していた。
毎日のように身体を動かしていて、それが当たり前になっていると、
お盆休みなんかで数日休むと筋肉が落ちちゃって。
「１日休んだ分を取り戻すのに１週間かかると思え」って言われた。

のちにクラシックギターのサークルに入った。
あんまり真面目に練習してなかったんだけど、毎日のようにギターを触っていた時期があって。
それが、テスト期間にまったく触らずにいたら、テスト前のようには弾けなくなってしまった。
「あ、楽器も運動部と同じで、休んだら筋肉が落ちるんだわ……」と実感。
現在ではもう、落ちまくりでございますよ(^^;)。

ああ、継続は力なり。