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映画 『ハイ・クライムズ』、『沈黙の奪還』 [★映画・ドラマ・テレビ]

●今週、テレビで映画を2本見た。1本はチラ見だけど。

1本目は、BSプレミアムで放送された『ハイ・クライムズ』(2002年公開)。

ハイ・クライムズ (特別編) [DVD]

ハイ・クライムズ (特別編) [DVD]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: DVD
見応えありました~!
大仰でない何でもないシーンでさえ目を引きつけるのは、脚本がいいから? それとも演出が? 
淡々と抑制のきいた表現ながら、次々展開する物語。スキがない。
深まるナゾ、裏切りや和解などの心情描写も申し分なし。

(ちょっと具体的な感想をば)




上のAmazonリンク先では、以下のように紹介されている。
(1)愛する夫が実は犯罪者で全くの別人(?)ではという突然の疑惑=あなただったらどうする:視聴者引き込み型ミステリー
 (2)徐々に身の危険を感じていく主人公=スリラー
 (3)軍部、特殊部隊の暗躍=ミリタリー・サスペンス
 (4)軍事法廷での対決=傑出した法廷サスペンス
 (5)大ドンデン返しアリ
 以上、5つの要素が融合した、傑作サスペンス・スリラー
」(同ページより引用)

「傑作」は、過言ではないと思う。
いわゆる「法廷物」「組織物」って一言では、くくれない。
たくさんのエピソードが出てくるんだけど、
その時の登場人物の心情がきちんと描かれているのに好感。
主人公の一途さに感嘆、それがあんなことになるとは……。

結構ハードな話(痛そうなシーンもいくつかあり)なんだけど、
最後のシーンでワタシは救われました。

後で記憶をたどると、「なんでそこであの人が都合よく出てきた?」
「結論がそうだとなると、これまでの話が違って……くるよね?」
みたいな疑問も。goo映画のレビューにも似た感想あり。
レビュー氏に同感、話がややこしかったので再見しないと検証できないや(^^;)。
訂正。よく考えてみた。話は違わない。
ただ執拗さの理由がアレでいいのか、頭がゴチャゴチャで結局よくわからない(^^;)。


そんな「ツジツマがどうしたこうした」は置いておいて。
鑑賞後、ひたすら切ない心情が心に残った映画でありました。
そうか、登場人物の気持ちが純粋だったから切ないのね。
そこが一番描きたかったところ、なんだろうなぁ……。
ニンゲンの悲しさっちゅうかねぇ……。
アクションとかスリルとかでなしに、勧善懲悪でもなしに。
だからワタクシは惹かれたんだろうなぁ……。


●もう1本は上記と対照的な、『沈黙の奪還 [DVD]』(2007年公開)。
ご本人お身内(ドラマ「熱海の捜査官 DVD-BOX」キーパーソン!?)も
日本語がおわかりになるみたいだから、あんまりハッキリ書けない(^^;)けど……。
文字通り、口数も表情も少ない「沈黙」さんが「奪還」するだけのお話。

Wikipediaの文体を借りるなら、「この映画には雑多なアクションが羅列されています」。
長々のカーチェイス、数々の銃撃戦、必然性なき時間制限によるスリルの繰り返し……
そういうのがお好きな方には、オススメします。
最初のカーアクションで飽きちゃった(!)ので端から端までは見ていなかったんだけど、
いつ画面の方をチラ見しても、派手なアクション&スリルが続く。
んで、思った通りの結末。

シンプル……なだけならいいんだけど、勧善懲悪のヒロイズムが、どこか鼻につくような?
個人的にはパス(^^;)。

※感想には個人差があります。 ←最近テレビ業界で流行っている言い訳?


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