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深い絆というかなんというか。 [★映画・ドラマ・テレビ]

●滑り込みで、あけましておめでとうございます(^^;)。最近PC離れが著しくブログがお留守になりがちですが、気が向くネタがあったら更新します。本年もどうぞよろしくお願いいたします。


●さて。

元日放送のAbemaTV「7.2 新しい別の窓 #34(チャプター2、40:24~)」の、元SMAPの森且行くんと香取慎吾くんの対談に感動したので、感想をチョロッとメモしておきたく。あ、2021年1月7日21:44時点で、遅れての視聴が「あと25時間」可能ですって! まだ見ていない人、ギリギリ見られるよ~! ← 視聴期間、終わりました~(残念)。

(以降、呼び名が馴れ馴れしくて失礼します。心の中でそう呼んでたんで ^^; )
森くんは25年前にSMAPを脱退。2017年にSMAPが解散してからは1回会っているらしいんだけど、番組内だったんで深い話はせず? 3年ぶりに……っていうか森くん脱退後初めて、脱退当時の気持ちを語り合った模様。

いや~、最初はどうなるかと思った。

普段は驚異的な瞬発力と笑顔で番組進行する慎吾ちゃんが、森くんを前にして言葉が詰まっちゃって。まず着席して10秒ぐらい、真顔のまま言葉が出てこない。「どした?w」と思わず尋ねる森くん。無言の理由は「感極まって」とかそんな簡単なものではなく。

まず慎吾ちゃんは、森くんとは仕事仲間ではなく、家族のような、お兄ちゃんと弟みたいな関係だったと敬語混じりであらたまった調子で。少年・慎吾ちゃんは剛くんとよく森くんの家に遊びに行ったりしてたんだって。そんな「親しいお兄ちゃん」のまま別れちゃってるから、「番組進行者とゲスト」として森くんに接するチャンネルが自分の中になく、どう話したらいいのか戸惑う、みたいな感じで。つまり10代の頃と同様カジュアルに話したいのに、この場はネットとはいえ番組なんで公の顔で話さなきゃならない、その葛藤がとても大きかったみたい。それだけ、慎吾ちゃんの気持ちが、より素に近い少年時代に引き戻されていたってことよね。

そんな本音をあけすけに口にする慎吾ちゃん自体を初めて見たんで、少々驚く。私の印象では、慎吾ちゃんは絶対に素の感情を表に見せない、芸能人としての仮面の分厚い、いつ見ても本音のわからない人……だったから(^^;)。

どの顔で接したらいいかわからない葛藤のあと、長年会わなかった理由が。森くんは突然辞めたSMAPに義理立てし、日本一になるまでメンバーには会わない、と。昨年(2020年)日本一になったから、やっと正々堂々と会える、と。森くんがSMAPを脱退したときの覚悟が伝わってくる。ジャニーズ事務所は森くんの映った過去映像は、必ずカットして放送してたけど。当時の感覚では「アイドルが別の道に進む」なんて御法度だったもんね。でも、メンバーたちは折に触れテレビでも森くんの名前を口にしていたし、森くんもメンバーを気にしているらしいとの報道もどこかで見てた気がする。

と同時に、その意志を尊重して無理に会おうとはしなかった元SMAPメンバー全員の気遣いも浮き彫りになる。ケンカ別れしたとか面倒くさくて連絡取らなかったとかじゃないのよね、SMAPの場合。筋を通す人たちというか、律儀なところがある人たちというか、そーゆーイメージがある。

次に慎吾ちゃんが言葉を慎重に選んで出てきたのは、森くんが脱退したときの思い。「裏切られたと思った」。さみしさからそう思ったのかも、とも「SMAP、終わった」と思った、とも。しまいには慎吾ちゃん、最後の別れの集まりのあと、一人で号泣したエピソードまで。後でそれは他のメンバー(吾郎ちゃん・剛くん)も知らなかったと言ってた。初めて話したエピソード? 

慎吾ちゃん、森くんを責めるでもなく、この25年のそんな気持ちを素直に報告。森くんが「突然辞めてそんな思いをさせたのは申し訳なかった」みたいなことを言ったかな(うろ覚え)。なんていうかな、ただ親しいだけじゃない、良い意味でのちょっと緊張感もあるやり取り。本音の吐露。言いにくい言葉を腹から絞り出して思いをぶつける慎吾ちゃんに対して、森くんはウンウンわかるよと「お兄ちゃん」らしく受け止めてた。お兄ちゃんったって、現在慎吾ちゃん43歳・森くん46歳で三つしか違わない同世代なんだけど……別れた当時は18歳と21歳、その頃の三つは大きいよね。その昔の感覚が当人たちの間でよみがえってたんだろうね……。

25年間、番組以外で会わず、連絡先も交換していなかったらしい。でも慎吾ちゃんいわく「交換していなくてよかった」。連絡が取れていたら唯一甘えられる関係だった「お兄ちゃん」にテレビ業界での弱音を吐いて、弱くなってたかもって。森くんも連絡が取れてたら「つらいこと慎吾ちゃんに言っちゃって、もう(日本一も)諦めちゃったかもしれない」とうなずく。再び会う! を目標に、馴れ合いはしなかったってことか。

「会いたくて会いたくて、やっと会えた」とも口にする慎吾ちゃん。静かに聞いていて目が潤みつつも、基本、笑顔で言葉を受け止める森くん。慎吾ちゃん、瞬きが多くなってきた。テレビ業界で長いからいつものように感情を「こらえてる」けど「限界」、みたいなことも言った。珍しい。……地上波ではこういう、間の空いたやり取りは放送事故的な扱いでなかなか流しづらいかもね。

……慎吾ちゃんも森くんも、トーク番組出演者としてわきまえた振る舞い。けど……二人の間で「あの25年前」以来の感情が一気に吹き出しているのは間違いなく。表向きの顔での(感情を出さない)取り繕いは限界、みたいな空気。

カメラがなかったら二人とも泣いてたんじゃないか? みたいな状態のまま、それを吹っ切るべく思い出話を次から次へと。二人は、コロナ禍でさえなかったらハグしたい、と言い合う。対談終わり。え、20分間もあった? 見入っちゃってもっと短く感じられた。濃かった。


●25年前のテレビ番組内での脱退発表の場面は私も覚えているから……メンバーのショックに感情移入したり(笑)して見てたから……そこからの長年の積み重なりを思って、こっちも泣きそう(^^;)。『SMAP×SMAP』の前身番組から応援していた私から見たら、まるで「長年会えなかった兄弟の、再会と和解」みたいに見えた対談。森くん、テンション変に上がったりはしてないけど決して冷たいわけではなく、慎吾ちゃんのダイレクトな感情を冷静に受け止めて共感を持って言葉を返していた。そこにも、失礼ながら「聡明で素敵な大人だな」と感動。茶化すとかカッコつけるとか照れるとかなしに、誠実に話を聞いているさまがカッコよすぎた! 森くんの、慎吾ちゃんへの共感と受け止め、「こりゃ、カウンセリングだよ!」と、見ていて癒やされた。

んで、この二人は、心の深いところで当時のつながりをいまも大切にしているのが伝わってくる。長年会わず語り合っていなくても。なんて揺るぎない関係だろうね。真の絆ってこういうことよねぇ? と感銘を受けた。




●最近、テレビ(その他のバラエティー映像)では、「仲良し」がやたら、もてはやされる。その「仲良し」や「絆」という言葉自体は、実は個人的にあんまり好きじゃない(^_^;)。わかりやすいかもしんないけど、安易な気がして。

……関わり? つながり? 思い? 簡単に言葉にしにくい、深い感情的な揺るぎない何か。それは「仲良し」なんて簡単な言葉では表したくない。

元SMAPの二人は、さほど多くを語らずして、そんな素敵な何かをこの番組で見せてくれた。やっぱりこの人たち、ただ者じゃないや!(≧▽≦)

25年越しの結実と愛情? 感動をありがとう。

多分、明日もう1回見る(≧▽≦)





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